スティングのレビュー・感想・評価
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惚れちゃいます(^∇^)
やんちゃなところがあって、どこか弱い人間なロバート・レッドフォードと、全てお見通しだったポール・ニューマン。
全てをわかってた上で、利用するひとと、守ってくれる人がいるんだな…(^_-)
ナナメに被ったハットと、ベルトをしめたトレンチコート、蝶ネクタイにタキシード?、ストライプの派手なスーツ、ふたりが着こなすファッションにも、注目!でした。
様々な面で名作
スティング最高
文句のつけようがなく、非常におもしろく楽しめた。
ストーリーの編集方法がとてもユニークで、
そこに登場する、ふたりの「Sting」は、
この上なくかっこいい!! 画面に釘付けだ。
最初のシーンで、ロバード・レッド・フォードが
慾深の男からまんまとお金をだまし取る設定は、
簡単に騙され過ぎな気がしないでもないが、
昔のことなので、こんなものなのかしら・・・
最高の騙しあいの大傑作
総合:100点
ストーリー: 100
キャスト: 95
演出: 95
ビジュアル: 85
音楽: 85
 直接物語を解説していませんが、少しだけ物語の内容をほのめかす記述があります。映画を見たことがない人は注意してください。
 生き生きとした登場人物の設定、ニューマンとレッドフォードをはじめとする俳優たちの少しコミカルだが緊迫の演技、シカゴの古い街なみのセットと衣装。これらをジョップリンのラグタイムのピアノ曲を背景に、弾むように軽く物語が進んでいく。
 特に物語は秀逸。詐欺師の話だからカモとなる人を騙すのだが、だんだんと誰が誰を騙しているのかすらわからなくなる。いったい映画の中で何度の騙しが行われただろうか。詐欺師のはずのレッドフォードでさえも、詐欺で稼いだばかりの3000ドルをイカサマのルーレットであっさり騙し取られるのだ(ディーラーがそっと机の下のボタンを押している)。列車の中でニューマンが演じるカードのイカサマ技術は、何度見直してみてもわからないほどの卓越したものである。
 そして実は騙されるカモの行く末を眺めていたはずの視聴者こそが騙されていたという意外な結末。カモを引っ掛けるための準備が映画の中で進められていて、それを視聴者は見ていたはず。だが実は視聴者を騙すために、画面に映っていないところでも周到に準備が進められていたことがわかり、騙されたことがわかっても「ああ、ここまでされてしまったら仕方ない」と潔く負けを認めてしまう。
 そもそも詐欺で重要なのは、詐欺本番だけでなくその後始末をいかにつけるかということ。その意味で最後までこの映画は手抜かりがなかった。騙された被害者たちも脛に傷を持つ悪人ばかりなので、見終わった後に不快感が残ることもない。
 刑事にギャングに殺し屋からFBIまで、休むことなく次々に出てくる人物たち。その中には目標となるカモもいれば、排除すべき障害や降りかかる災難もいる。詐欺師たちは最初に仕掛けを考えながらも、臨機応変に状況の変化に対応して、素早くそして意外な方法で軌道修正をしていく様子がまた見ものである。どんなに準備を周到に進めても、相手が自分の予想通りに動いてくれるとは限らない。だが彼らはたとえ何が起きても、それすら計画のうちに入っているかのごとく柔軟に適応していく。結局勝負に勝つのは勝負に全力を尽くすものではなく、勝負をする前にも最高の努力と準備をしたほうなのだ。
 私は特にポール・ニューマンの演技が特に素晴らしいと思った。しかし映画はいくつもの賞を獲っているのに、彼は今回アカデミー賞にノミネートもされていないというのはちょっと驚きでした。
 普段のレッドフォードはあまりに爽やかでかっこいい正義漢のような美味しい役ばかりやっていて、個人的にはあまり好きではない。だが、この映画のレッドフォードはたいしたもの。警察・殺し屋と常に誰かに追われる心休まる時もない緊迫感の中、それでも逃げるためにまた計画のために走り回る姿は、時に少し哀愁を漂わせつつ小気味よい。
ヒットしない理由が無い
NO.1
ダマし ダマされ もう最高!
まいった。これ最強です。
どんでん返し系のサスペンスを何本か観てたところ
Yahoo!映画のオススメに出てきたこの作品。
これはもはやどんでん返し系の古典ですね。
誰がなんと言おうと傑作です。DVD欲しいです。
1973年公開で、その年のアカデミー賞を総なめにしたという大ヒット作。
この時代ならではの手作り感溢れる映像表現。
一幕ごとにサブタイトルが付けられて連ドラを続けて観ているような親切な判り易さ。
冒頭から登場し、随所に効果的に使われる軽快な名曲の数々。
(代表は「マネーにもマナーを」でお馴染みのあの曲ですね^^)
主役から端の端まで味のある魅力的な俳優たち。
そして何より、観ているこちらが何度となく騙されるあの感覚…。
脚本、演出、音楽、映像、俳優、どれを取っても申し分なし。
各分野の職人達がみんなで一生懸命いいモノを作ってる。そんな印象です。
こんな名作を今まで知らなかったなんて…
こりゃまだまだいくらでも出て来ちゃいそうですね。
そういえば余談ですが、主演のロバート・レッドフォード。
若かりしあのビジュアルはテリーマンかと思いました(笑)
あとブラッド・ピットにもちょっと似てますね。
ポール・ニューマンの圧倒的な渋さと共に、名優と呼ばれる人たちの
歴史に触れられた気がして、少し嬉しかったです。
この時代のアメリカ映画はまだあまり観てないですが
少ない経験から言っても掘り下げて見る価値は充分ありそうです。
僕と同じくまだ見てなかった映画好きの方。
是非観てみてください。強烈にオススメです。
※他サイトより転載(投稿日:2008/04/28)
だまされる喜び
この映画を初めて鑑賞した時のことを、今でも結構覚えている。
まだ大学生だった私が暇つぶしに映画を借りてみるようになって、ちょうど自分にとって面白い映画が判別できるようになってきた頃のことだ。
確か、数週間前に「ハスラー」を鑑賞して、ポール・ニューマンのファンになった私は、レンタルビデオ屋で「ポール・ニューマン主演、アカデミー賞7部門受賞!」の宣伝文句に釣られて、どんな映画なのかもろくすっぽ知りもせずに借りて帰ったような気がする。
早速鑑賞してみて初めに思ったのが、「あぁ、この主題歌、電話の待ちうけでよく聴くなぁ」。そして、その主題歌とちょっと時代を感じさせるオープニングにすっかり油断させられたのだった。その後に待ち受ける驚きと興奮のラストなど、当然知る由もなく…。
その後の展開については語るだけ野暮なので省略。
ただ、映画を観はじめた時は、ベッドで横になりながらリラックスしていたのが、途中で上体を起こして胡坐になり、最後は正座でTVと正面向いていたのを覚えている。一瞬の静寂の後のラストの一幕、本当に鳥肌が立ったし、完全にだまされていた自分に対して、してやられたという思いだったり、伏線の張られ方に対する驚嘆の念だったり、あまりに見事なカタルシスとか、いろいろと入り混じる感情に支配された自分がそこにはいた。
少し頭を冷やしたあと、すぐさま二度目の鑑賞を始めてみる。すると初回の鑑賞時には気付かなかった部分もいろいろ見えてくる。レッドフォードのどちらともとれる絶妙な演技と、それをすべて見通してますよといわんばかりのポール・ニューマンの貫禄。列車でのポーカーのシーンや、電話会社の重役の偽装とか、あまりの小気味良さに、いつの間にかニヤニヤしている自分を発見する。そしてあのラスト。今度はオチがわかっているのでハラハラする緊張感はないが、じっくりと練られた脚本の素晴らしさに改めて驚く。こ、これは本当にスゴイ映画だと。
「スティング」に出会う前にも、映画って面白いなぁ~と思わせられることは何度もあった。でも、この映画を観たことがその後の映画好きとしての私を確立させたように思う。その後も数々の名作に出会ってきたわけだが、残念ながらこの映画を越える作品にはまだ出会えていない。当時受けた衝撃があまりにも大きかったのだろう。最近は、映画を観るということに慣れすぎてしまったせいか、滅多に驚くこともなくなってしまったのが自分でも寂しかったりする。
たまには、当時の新鮮な気持ちに戻って、あれこれ考えずに素直にだまされてみたいなぁ…などと、もう何度目の鑑賞になるかもわからない「スティング」のラストを観ながら思ったのだった。
「だまされる喜び」を味あわせてくれたこの作品には本当に感謝している。
0068 フォーナインス。フッフッフ < フォージャックス!
1974年公開
伏線につぐ伏線。ストーリーは一筋縄ではいかず
最後にドッキリ。
両雄並び立つ映画を2本続けたジョージロイヒル凄い。
今度はポールニューマンがチョビひげ。
レッドフォードに熱くなるな!と忠告。
ヒロインはあのババアなのか?
このジャンルの映画で本作を最初に観た人は
本当に幸せだったと思う。
ちなみにテレビ版吹替の柴田恭兵が見事にハマった。
ようやく吹替の匠で出会えた時は感動した。
そういやチャプターって言葉この映画で知った。
100点
初鑑賞 1977年6月25日 三番街シネマ1
パンフ購入
◆友人が映画解説動画始めたのでよかったら見てくださいね
本作は第七弾となります。
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