スティングのレビュー・感想・評価
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ノスタルジア
やられた!
私にとっての「スティング」初めての出会いは高校時代、ギターマンドリン部で演奏したあの有名なテーマ曲でした。確か定期演奏会の第二部、映画音楽で世界一周がテーマだったような♫(笑)
余談はさておき、物語自体はなんと初見。知人が主人公の鼻ジェスチャーがお気に入りという事以外は何もわからないまま鑑賞した次第です(笑)
ロバート・レッドフォードにポール・ニューマン。
伊達男二人の魅力が満載!好みはランニングにサスペンダー姿が妙に決まっている渋目のニューマンの方(笑)
ストーリーも面白い、口から出る言葉も無駄もなくキラリと光るものがある、そしてドキドキ興奮したのは大掛かりな騙しテクをみんなで協力してやるところ。詐欺師仲間の連帯感に清々しい満足感を覚えたのは私だけではないでしょう♪
殺人もあり、報復とか決して穏やかでない要素が孕んでいるにもかかわらず、全体的に洒落ていて、良い緊張感を味わえる作品。何度でも観たくなる方が多いというのは大納得でした。
師匠の仇討ちが理由だったレッドフォードに対し、ニューマンの自分にとっての「挑戦さ」の一言にしびれました。こんな上司良いな(笑)
レジェンド
レジェンドレアな傑作
TVでも何度も放送されていて映画好きの年輩の方ならまずご存じの作品ですので、若い世代への紹介とします。
古い映画ですから画質など最初は抵抗あるかもしれませんが、
先入観なしに最後まで見てください。
絶対に期待を裏切りません。
まず音楽は一度は聞いたことがあって「え、この映画の曲なの?」と思うぐらいの名曲です。
次に出演者、ロバートレッドフォードとポールニューマンは名前ぐらいは聞いたことあるのでは?その2人の代表作といってもいいぐらいの名演技が見れます。きっと二人のファンになるはずです。
そしてなんといってもこの映画はシナリオの素晴らしさ。
ラストはどんでん返し?というより「そうくるか!」というまず予想不可能な結末が待っています。途中で投げ出す人はいないと思いますが必ず最後まで見てください。
最後までみれば「参った、脱帽です」誰しもがそう思う伝説の作品です。
もし、あなたの見た映画の中でひとつだけ「これだけは見ておけ」と言える作品を教えてと言われれば、これを推奨します。
映画を見る目が変わった
それまでは小津さんや黒澤さんなど日本映画などの動きが少ない映画、難解な映画が偉いと思ってた。
スティングを見てから、面白いとかカッコイイとかで好き嫌いが分かれてもいいんだなぁと素直に思えた。
転換期に見られて良かったわ。
この主演の2人はバディものでは最高で他の目標になる2人です。
粋という言葉がよく似合う。
小粋すぎる
大昔テレビで見たっきりで、誰が出ているのかどんな場面があったのかなど全部忘れてラストにどんでん返しがあってすごく面白かった印象しか残っていなかった。撃たれて生きているのは思い出したけど、まさかFBIまでが仕込みだったとは、おどろいた。
ポーカーの場面がすごくスリリングだった。ポールニューマンが酒を取り上げられた時、薄めてあることがばれたらどうするんだとドキドキした。
この連中の仕掛けはかなり綱渡りで、ちょっとミスしたら台無しになることが多く、実現は難しい。それに関わる人が多すぎだし、ギャンブル好きなんて口が軽そうで信用できず、無理だと思う。
ロバートレッドフォードが若く瑞々しかった。音楽もファッションも、シーンのつなぎの編集まで徹底してクールでかっこよかった。その反面、女が個性が強ぎで、ブルドック見たいだったり、おばさんだったりで、変だった。ポール・ニューマンの何かを諦めているような表情は長生きできなさそうな刹那さを感じさせた。
面白い云々以上に好きと言いたくなる映画だった。
騙された…
何か面白そうな映画でもやってないかと、チャンネルをパラパラと変えていたら、見覚えのあるシーンが出てきて、リモコンを持つ手が止まった。
『あッ、スティングだよ!!』、前半部分は終わっていたが久しぶりだったので、見ることにした。
初めてスティングを見た時は『えーッ、そうだったのか…』とか『この人も仲間だったの…』と、いうストーリー展開で目が離せない、更に衝撃のラストシーン!!
正直、何度も見る映画ではないとは思いますが、数え切れないくらい見ている館長…。
それでも、見るたびに新しい発見があったりして、それなりに楽しめる。
『スティング』(The Sting)は、1973年公開のアメリカ映画。
いい映画だと思う…。
惚れちゃいます(^∇^)
様々な面で名作
スティング最高
文句のつけようがなく、非常におもしろく楽しめた。
ストーリーの編集方法がとてもユニークで、
そこに登場する、ふたりの「Sting」は、
この上なくかっこいい!! 画面に釘付けだ。
最初のシーンで、ロバード・レッド・フォードが
慾深の男からまんまとお金をだまし取る設定は、
簡単に騙され過ぎな気がしないでもないが、
昔のことなので、こんなものなのかしら・・・
最高の騙しあいの大傑作
総合:100点
ストーリー: 100
キャスト: 95
演出: 95
ビジュアル: 85
音楽: 85
直接物語を解説していませんが、少しだけ物語の内容をほのめかす記述があります。映画を見たことがない人は注意してください。
生き生きとした登場人物の設定、ニューマンとレッドフォードをはじめとする俳優たちの少しコミカルだが緊迫の演技、シカゴの古い街なみのセットと衣装。これらをジョップリンのラグタイムのピアノ曲を背景に、弾むように軽く物語が進んでいく。
特に物語は秀逸。詐欺師の話だからカモとなる人を騙すのだが、だんだんと誰が誰を騙しているのかすらわからなくなる。いったい映画の中で何度の騙しが行われただろうか。詐欺師のはずのレッドフォードでさえも、詐欺で稼いだばかりの3000ドルをイカサマのルーレットであっさり騙し取られるのだ(ディーラーがそっと机の下のボタンを押している)。列車の中でニューマンが演じるカードのイカサマ技術は、何度見直してみてもわからないほどの卓越したものである。
そして実は騙されるカモの行く末を眺めていたはずの視聴者こそが騙されていたという意外な結末。カモを引っ掛けるための準備が映画の中で進められていて、それを視聴者は見ていたはず。だが実は視聴者を騙すために、画面に映っていないところでも周到に準備が進められていたことがわかり、騙されたことがわかっても「ああ、ここまでされてしまったら仕方ない」と潔く負けを認めてしまう。
そもそも詐欺で重要なのは、詐欺本番だけでなくその後始末をいかにつけるかということ。その意味で最後までこの映画は手抜かりがなかった。騙された被害者たちも脛に傷を持つ悪人ばかりなので、見終わった後に不快感が残ることもない。
刑事にギャングに殺し屋からFBIまで、休むことなく次々に出てくる人物たち。その中には目標となるカモもいれば、排除すべき障害や降りかかる災難もいる。詐欺師たちは最初に仕掛けを考えながらも、臨機応変に状況の変化に対応して、素早くそして意外な方法で軌道修正をしていく様子がまた見ものである。どんなに準備を周到に進めても、相手が自分の予想通りに動いてくれるとは限らない。だが彼らはたとえ何が起きても、それすら計画のうちに入っているかのごとく柔軟に適応していく。結局勝負に勝つのは勝負に全力を尽くすものではなく、勝負をする前にも最高の努力と準備をしたほうなのだ。
私は特にポール・ニューマンの演技が特に素晴らしいと思った。しかし映画はいくつもの賞を獲っているのに、彼は今回アカデミー賞にノミネートもされていないというのはちょっと驚きでした。
普段のレッドフォードはあまりに爽やかでかっこいい正義漢のような美味しい役ばかりやっていて、個人的にはあまり好きではない。だが、この映画のレッドフォードはたいしたもの。警察・殺し屋と常に誰かに追われる心休まる時もない緊迫感の中、それでも逃げるためにまた計画のために走り回る姿は、時に少し哀愁を漂わせつつ小気味よい。
ヒットしない理由が無い
NO.1
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