スティングのレビュー・感想・評価
全120件中、101~120件目を表示
やられた!
私にとっての「スティング」初めての出会いは高校時代、ギターマンドリン部で演奏したあの有名なテーマ曲でした。確か定期演奏会の第二部、映画音楽で世界一周がテーマだったような♫(笑) 余談はさておき、物語自体はなんと初見。知人が主人公の鼻ジェスチャーがお気に入りという事以外は何もわからないまま鑑賞した次第です(笑) ロバート・レッドフォードにポール・ニューマン。 伊達男二人の魅力が満載!好みはランニングにサスペンダー姿が妙に決まっている渋目のニューマンの方(笑) ストーリーも面白い、口から出る言葉も無駄もなくキラリと光るものがある、そしてドキドキ興奮したのは大掛かりな騙しテクをみんなで協力してやるところ。詐欺師仲間の連帯感に清々しい満足感を覚えたのは私だけではないでしょう♪ 殺人もあり、報復とか決して穏やかでない要素が孕んでいるにもかかわらず、全体的に洒落ていて、良い緊張感を味わえる作品。何度でも観たくなる方が多いというのは大納得でした。 師匠の仇討ちが理由だったレッドフォードに対し、ニューマンの自分にとっての「挑戦さ」の一言にしびれました。こんな上司良いな(笑)
レジェンド
古い作品とあなどるなかれ。高校生の私でも大いに楽しめ、大いに騙されました。 軽快にかつわかりやすくストーリーが進んでいき、最後にどんでん返し。最初から最後まで飽きずに鑑賞させていただきました。 それに、何と言ってもオシャレでとにかくかっこいい!!音楽もオシャレでGood!!! どんでん返し映画の元祖とも言える本作。観終わったあとしばらくしてから、心にじんわり面白かったという実感が沸き上がってきました。誰でも楽しめる名作です。 観終わったあと、思わず鼻をクイッとしたくなるw
ハイテクはないけれど
役者揃いの詐欺師たちが、巧みに人間心理を利用して、大物の悪党ボスを騙していくまでのプロセスを丁寧に描いていく作品。 主役の2人は言わずもがな、脇役にも唸る。 是非、若い人に見てほしい。
レジェンドレアな傑作
TVでも何度も放送されていて映画好きの年輩の方ならまずご存じの作品ですので、若い世代への紹介とします。 古い映画ですから画質など最初は抵抗あるかもしれませんが、 先入観なしに最後まで見てください。 絶対に期待を裏切りません。 まず音楽は一度は聞いたことがあって「え、この映画の曲なの?」と思うぐらいの名曲です。 次に出演者、ロバートレッドフォードとポールニューマンは名前ぐらいは聞いたことあるのでは?その2人の代表作といってもいいぐらいの名演技が見れます。きっと二人のファンになるはずです。 そしてなんといってもこの映画はシナリオの素晴らしさ。 ラストはどんでん返し?というより「そうくるか!」というまず予想不可能な結末が待っています。途中で投げ出す人はいないと思いますが必ず最後まで見てください。 最後までみれば「参った、脱帽です」誰しもがそう思う伝説の作品です。 もし、あなたの見た映画の中でひとつだけ「これだけは見ておけ」と言える作品を教えてと言われれば、これを推奨します。
映画を見る目が変わった
それまでは小津さんや黒澤さんなど日本映画などの動きが少ない映画、難解な映画が偉いと思ってた。 スティングを見てから、面白いとかカッコイイとかで好き嫌いが分かれてもいいんだなぁと素直に思えた。 転換期に見られて良かったわ。 この主演の2人はバディものでは最高で他の目標になる2人です。 粋という言葉がよく似合う。
小粋すぎる
大昔テレビで見たっきりで、誰が出ているのかどんな場面があったのかなど全部忘れてラストにどんでん返しがあってすごく面白かった印象しか残っていなかった。撃たれて生きているのは思い出したけど、まさかFBIまでが仕込みだったとは、おどろいた。
ポーカーの場面がすごくスリリングだった。ポールニューマンが酒を取り上げられた時、薄めてあることがばれたらどうするんだとドキドキした。
この連中の仕掛けはかなり綱渡りで、ちょっとミスしたら台無しになることが多く、実現は難しい。それに関わる人が多すぎだし、ギャンブル好きなんて口が軽そうで信用できず、無理だと思う。
ロバートレッドフォードが若く瑞々しかった。音楽もファッションも、シーンのつなぎの編集まで徹底してクールでかっこよかった。その反面、女が個性が強ぎで、ブルドック見たいだったり、おばさんだったりで、変だった。ポール・ニューマンの何かを諦めているような表情は長生きできなさそうな刹那さを感じさせた。
面白い云々以上に好きと言いたくなる映画だった。
騙された…
何か面白そうな映画でもやってないかと、チャンネルをパラパラと変えていたら、見覚えのあるシーンが出てきて、リモコンを持つ手が止まった。 『あッ、スティングだよ!!』、前半部分は終わっていたが久しぶりだったので、見ることにした。 初めてスティングを見た時は『えーッ、そうだったのか…』とか『この人も仲間だったの…』と、いうストーリー展開で目が離せない、更に衝撃のラストシーン!! 正直、何度も見る映画ではないとは思いますが、数え切れないくらい見ている館長…。 それでも、見るたびに新しい発見があったりして、それなりに楽しめる。 『スティング』(The Sting)は、1973年公開のアメリカ映画。 いい映画だと思う…。
惚れちゃいます(^∇^)
やんちゃなところがあって、どこか弱い人間なロバート・レッドフォードと、全てお見通しだったポール・ニューマン。 全てをわかってた上で、利用するひとと、守ってくれる人がいるんだな…(^_-) ナナメに被ったハットと、ベルトをしめたトレンチコート、蝶ネクタイにタキシード?、ストライプの派手なスーツ、ふたりが着こなすファッションにも、注目!でした。
様々な面で名作
映画に必要な、様々な要素が完璧ですね ストーリーは、面白いし先が読めなくて目が離せなくなる 音楽は、映画を見る前から必ず聞いたことがあるはず!なので聴くに親しみがある。 かつ音楽の使い方が、観客を分かってるナって感じです^^ 劇中のセットは、今考えるとレトロで、設定の時代をちゃんと表していると思います キャラクターも個性的で、好感が持てます! そして衣装もスタイリッシュで、同時に人物を忠実に表していて 非の打ち所がありません! 40年も前の映画なのに、全然色褪せないし (今の映画は多かれ少なかれ、スティングの影響を受けているからかも?) どんな人にも薦めたい映画です!
スティング最高
文句のつけようがなく、非常におもしろく楽しめた。
ストーリーの編集方法がとてもユニークで、
そこに登場する、ふたりの「Sting」は、
この上なくかっこいい!! 画面に釘付けだ。
最初のシーンで、ロバード・レッド・フォードが
慾深の男からまんまとお金をだまし取る設定は、
簡単に騙され過ぎな気がしないでもないが、
昔のことなので、こんなものなのかしら・・・
最高の騙しあいの大傑作
総合:100点
ストーリー: 100
キャスト: 95
演出: 95
ビジュアル: 85
音楽: 85
直接物語を解説していませんが、少しだけ物語の内容をほのめかす記述があります。映画を見たことがない人は注意してください。
生き生きとした登場人物の設定、ニューマンとレッドフォードをはじめとする俳優たちの少しコミカルだが緊迫の演技、シカゴの古い街なみのセットと衣装。これらをジョップリンのラグタイムのピアノ曲を背景に、弾むように軽く物語が進んでいく。
特に物語は秀逸。詐欺師の話だからカモとなる人を騙すのだが、だんだんと誰が誰を騙しているのかすらわからなくなる。いったい映画の中で何度の騙しが行われただろうか。詐欺師のはずのレッドフォードでさえも、詐欺で稼いだばかりの3000ドルをイカサマのルーレットであっさり騙し取られるのだ(ディーラーがそっと机の下のボタンを押している)。列車の中でニューマンが演じるカードのイカサマ技術は、何度見直してみてもわからないほどの卓越したものである。
そして実は騙されるカモの行く末を眺めていたはずの視聴者こそが騙されていたという意外な結末。カモを引っ掛けるための準備が映画の中で進められていて、それを視聴者は見ていたはず。だが実は視聴者を騙すために、画面に映っていないところでも周到に準備が進められていたことがわかり、騙されたことがわかっても「ああ、ここまでされてしまったら仕方ない」と潔く負けを認めてしまう。
そもそも詐欺で重要なのは、詐欺本番だけでなくその後始末をいかにつけるかということ。その意味で最後までこの映画は手抜かりがなかった。騙された被害者たちも脛に傷を持つ悪人ばかりなので、見終わった後に不快感が残ることもない。
刑事にギャングに殺し屋からFBIまで、休むことなく次々に出てくる人物たち。その中には目標となるカモもいれば、排除すべき障害や降りかかる災難もいる。詐欺師たちは最初に仕掛けを考えながらも、臨機応変に状況の変化に対応して、素早くそして意外な方法で軌道修正をしていく様子がまた見ものである。どんなに準備を周到に進めても、相手が自分の予想通りに動いてくれるとは限らない。だが彼らはたとえ何が起きても、それすら計画のうちに入っているかのごとく柔軟に適応していく。結局勝負に勝つのは勝負に全力を尽くすものではなく、勝負をする前にも最高の努力と準備をしたほうなのだ。
私は特にポール・ニューマンの演技が特に素晴らしいと思った。しかし映画はいくつもの賞を獲っているのに、彼は今回アカデミー賞にノミネートもされていないというのはちょっと驚きでした。
普段のレッドフォードはあまりに爽やかでかっこいい正義漢のような美味しい役ばかりやっていて、個人的にはあまり好きではない。だが、この映画のレッドフォードはたいしたもの。警察・殺し屋と常に誰かに追われる心休まる時もない緊迫感の中、それでも逃げるためにまた計画のために走り回る姿は、時に少し哀愁を漂わせつつ小気味よい。
ヒットしない理由が無い
後付けではあるがストーリーを二転三転させて観客を騙す演出は素晴らしい。 そして、ロイ・ヒルが初志貫徹して爽やかに、スタイリッシュに、痛快に描いたことが大正解だ。 変に小細工を入れていたら作品全体の引き締まりも無かっただろう。 このストーリー、この演出、そしてこのキャストだったからこそ、この作品はいつまでも色褪せず"騙される快感"を与えてくれる。
NO.1
学生の頃初めてテレビで見て、最初はゴッドファーザーのようなマフィアものかと思ったんだけど、途中からは完全に詐欺集団の狡猾なストーリーに引き込まれました。何度か見ると、そのたびにストーリーの中に新しい発見があって、楽しい映画です。
ダマし ダマされ もう最高!
まいった。これ最強です。 どんでん返し系のサスペンスを何本か観てたところ Yahoo!映画のオススメに出てきたこの作品。 これはもはやどんでん返し系の古典ですね。 誰がなんと言おうと傑作です。DVD欲しいです。 1973年公開で、その年のアカデミー賞を総なめにしたという大ヒット作。 この時代ならではの手作り感溢れる映像表現。 一幕ごとにサブタイトルが付けられて連ドラを続けて観ているような親切な判り易さ。 冒頭から登場し、随所に効果的に使われる軽快な名曲の数々。 (代表は「マネーにもマナーを」でお馴染みのあの曲ですね^^) 主役から端の端まで味のある魅力的な俳優たち。 そして何より、観ているこちらが何度となく騙されるあの感覚…。 脚本、演出、音楽、映像、俳優、どれを取っても申し分なし。 各分野の職人達がみんなで一生懸命いいモノを作ってる。そんな印象です。 こんな名作を今まで知らなかったなんて… こりゃまだまだいくらでも出て来ちゃいそうですね。 そういえば余談ですが、主演のロバート・レッドフォード。 若かりしあのビジュアルはテリーマンかと思いました(笑) あとブラッド・ピットにもちょっと似てますね。 ポール・ニューマンの圧倒的な渋さと共に、名優と呼ばれる人たちの 歴史に触れられた気がして、少し嬉しかったです。 この時代のアメリカ映画はまだあまり観てないですが 少ない経験から言っても掘り下げて見る価値は充分ありそうです。 僕と同じくまだ見てなかった映画好きの方。 是非観てみてください。強烈にオススメです。 ※他サイトより転載(投稿日:2008/04/28)
だまされる喜び
この映画を初めて鑑賞した時のことを、今でも結構覚えている。 まだ大学生だった私が暇つぶしに映画を借りてみるようになって、ちょうど自分にとって面白い映画が判別できるようになってきた頃のことだ。 確か、数週間前に「ハスラー」を鑑賞して、ポール・ニューマンのファンになった私は、レンタルビデオ屋で「ポール・ニューマン主演、アカデミー賞7部門受賞!」の宣伝文句に釣られて、どんな映画なのかもろくすっぽ知りもせずに借りて帰ったような気がする。 早速鑑賞してみて初めに思ったのが、「あぁ、この主題歌、電話の待ちうけでよく聴くなぁ」。そして、その主題歌とちょっと時代を感じさせるオープニングにすっかり油断させられたのだった。その後に待ち受ける驚きと興奮のラストなど、当然知る由もなく…。 その後の展開については語るだけ野暮なので省略。 ただ、映画を観はじめた時は、ベッドで横になりながらリラックスしていたのが、途中で上体を起こして胡坐になり、最後は正座でTVと正面向いていたのを覚えている。一瞬の静寂の後のラストの一幕、本当に鳥肌が立ったし、完全にだまされていた自分に対して、してやられたという思いだったり、伏線の張られ方に対する驚嘆の念だったり、あまりに見事なカタルシスとか、いろいろと入り混じる感情に支配された自分がそこにはいた。 少し頭を冷やしたあと、すぐさま二度目の鑑賞を始めてみる。すると初回の鑑賞時には気付かなかった部分もいろいろ見えてくる。レッドフォードのどちらともとれる絶妙な演技と、それをすべて見通してますよといわんばかりのポール・ニューマンの貫禄。列車でのポーカーのシーンや、電話会社の重役の偽装とか、あまりの小気味良さに、いつの間にかニヤニヤしている自分を発見する。そしてあのラスト。今度はオチがわかっているのでハラハラする緊張感はないが、じっくりと練られた脚本の素晴らしさに改めて驚く。こ、これは本当にスゴイ映画だと。 「スティング」に出会う前にも、映画って面白いなぁ~と思わせられることは何度もあった。でも、この映画を観たことがその後の映画好きとしての私を確立させたように思う。その後も数々の名作に出会ってきたわけだが、残念ながらこの映画を越える作品にはまだ出会えていない。当時受けた衝撃があまりにも大きかったのだろう。最近は、映画を観るということに慣れすぎてしまったせいか、滅多に驚くこともなくなってしまったのが自分でも寂しかったりする。 たまには、当時の新鮮な気持ちに戻って、あれこれ考えずに素直にだまされてみたいなぁ…などと、もう何度目の鑑賞になるかもわからない「スティング」のラストを観ながら思ったのだった。 「だまされる喜び」を味あわせてくれたこの作品には本当に感謝している。
全120件中、101~120件目を表示