「凄腕詐欺師演じたポール・ニューマンが魅力的で、音楽もGood」スティング Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
凄腕詐欺師演じたポール・ニューマンが魅力的で、音楽もGood
ジョージ・ロイ・ヒル 監督による1973年製作(129分/G)アメリカ映画。
原題または英題:The Sting、配給:CIC、劇場公開日:1974年6月15日。
子供の時に見ていて、今回は2回目の視聴ということになる。
ロバート・レッドフォード追悼のつもりで見たのだが、この映画のレッドフォードは今ひとつで、ベテラン凄腕詐欺師として自信たっぷりのポール・ニューマンの方が、断然に魅力的とは思ってしまった。
物語の仕掛け、というか大掛かりに仕組んだマフィアボス(ロバート・ショウ)への詐欺も、もう少し手の込んだ知的な気がしていたが、改めて見てみると結構単純であった。2回目視聴ということもあるが、簡単に騙されすぎとは思ってしまった。
レッドフォードが一夜を共にした実は殺し屋の新人ウエイトレス(ディミトラ・アーリス)が美しくも妖艶でもないというのも、つまらない。
ただ、何と言っても、マービン・ハムリッシュによりセレクトされた音楽はとてもお洒落(テーマ曲に使われたThe Entertainerは1902年に米国作曲家スコット・ジョプリンによって作曲されたピアノのためのラグタイム曲)。後、 1930年代のシカゴ街並み・衣装の再現は豪華で、素晴らしいは思わされた。
監督ジョージ・ロイ・ヒル、製作トニー・ビル ジュリア・フィリップス マイケル・S・フィリップス、脚本デビッド・S・ウォード、美術ヘンリー・バムステッド、編集
ウィリアム・レイノルズ、衣装エディス・ヘッド、音楽マービン・ハムリッシュ。
出演
ヘンリー・ゴンドーフポール・ニューマン、ジョニー・フッカーロバート・レッドフォード、ドイル・ロネガンロバート・ショウ、スナイダーチャールズ・ダーニング、J・J・シングルトンレイ・ウォルストン、ビリーアイリーン・ブレナン、キッド・ツイストハロルド・グールド。

