スティング

ALLTIME BEST

劇場公開日:1974年6月15日

解説・あらすじ

「明日に向って撃て!」のジョージ・ロイ・ヒル監督が、主演のポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードと再び組んだ大ヒット作。1930年代のシカゴ。大物ギャングに仲間を殺された若き詐欺師フッカーは、その恨みを晴らすため、賭博師ゴンドーフの助けを借りて一世一代の大バクチを打つ。二転三転するストーリー展開と小気味よいテンポが魅力の傑作犯罪ドラマ。アカデミー賞作品賞など、1973年度最多7部門を受賞。

1973年製作/129分/G/アメリカ
原題または英題:The Sting
配給:CIC
劇場公開日:1974年6月15日

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映画レビュー

4.5 煙に巻いてください ♪

2025年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

主題曲「The Entertainment」は耳に残るホンキー・トンク。
映画そのものは知らなくても誰しもが一度は聴いているだろう名曲だ。

うちの近所の Pizza Restaurant シェーキーズは、我が家そろってのお気に入りのお店だった。
そこにはこの「ホンキー・トンクに調律した古いアップライトのピアノ」があってねぇ・・、50年もまえですが。ピアノとバンジョーで香港人のお爺さんとその孫娘がカンカン帽をはすに被って生演奏をやってくれるのですよ。ご機嫌なお店だった。
映画「スティング」を思い出すとあの店の陽気なピアノが胸に鳴り出すんですよ。

・・

ポール・ニューマンは、
俳優仲間を、特に常に若手の男優たちを、配下に従えて
後進に目をかけ、心をかけて、次代のスターを育てる立ち位置にあった人だと思うのだが、
皆さんどう思われるだろうか。

◆ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの本作「スティング」。そして同「明日に向かって撃て!」。
◆ポール・ニューマンとケビン・コスナーの「メッセージ・イン・ア・ボトル」。
◆ポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンの「タワーリング・インフェルノ」。
◆ポール・ニューマンとトム・クルーズの「ハスラー2」。
◆ポール・ニューマンとブルース・ウィリスの「ノーバディーズ・フール」
などなど。

女優たちとの仕事ももちろんそうなのだが、男同士でいいを仕事やってくれる=ポール・ニューマンは「安定の兄貴的存在」だったのではないだろうか。
そして言えることは、後進は育てるが、どこまで新人が頑張っても追いつけない。いつも一歩先を歩く近寄りがたい長男のような風情を、僕は彼に感じます。

「俺はお前の弾よけじゃない」とは劇中の台詞。

赤毛のロバート・レッドフォードは ポール・ニューマンの11歳年下。
そしてポール・ニューマン扮するゴンドルフはチンピラのフッカーのことを信用していない。そこがいい。とってもいい。

登場人物が全員犯罪者というプロットです。
イカサマ師のボスと見習いレッドフォードの物語です。
ギャングの街シカゴで、人もけっこう生々しく撃たれて死ぬんですが、
この軽快な「The Entertainment 」がすべて帳消しに。煙に巻いてくれます。

アカデミー7部門受賞
+同ノミネート3部門。

おやっ!と目を引くのはエンドロールでの出演者が「PLAYER」になっていること。Casting や Sterling でないところが芸が細かくてニヤリとさせる。でも

「大阪夢洲の公営カジノ計画」? 僕はあんまり賛成はできませんね。ドレスコードとか噴飯物です。
カジノをやりたいなら ちゃんとラスベガスかモナコに行ってください。

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きりん

5.0 ポール・ニューマンが

2025年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ドキドキ

ひたすらカッコいい
レッドフォードは、まあまあかな

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やま

5.0 追悼R・レッドフォード

2025年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

驚く

斬新

 「猿の惑星🐵」「シックスセンス」そしてこの作品はラストが一人歩きしてませんか?

 中学生の頃、ゴールデン洋画劇場でよく放映されていました。同級生は興奮気味にこの映画の事を語っていました。

 それで、この作品を今まで未見で過ごしてきました。R・レッドフォード追悼を機にお気に入りに映画観で上映していましたので観に行きました。

 感想ですがJ・R・ヒル監督に、まんまと騙されてしまいました。ラストの展開は知っているものの劇中2回も、え!?という場面に出くわしました。

 R・レッドフォード扮するジョニー・ブッカーは他の方が演じると青臭く感じるんですがレッドフォードだと重厚感があります。

 P・ニューマンは「動く標的」に続いて寝起き演技は十八番ですね。ニューマンは当時アカデミー賞は無冠だったので、せめて「スティング」では助演男優賞をあげてほしかったです。

 オープニングの扉絵も洒落ています。
1930年代の雑誌イラストを意識したそうです。

 もう一回観てみたくなる名作ですね。

 ところで大まかなプロットが「スター・ウォーズ(77)」と似ていませんか?

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共感した! 2件)
naoki

4.5 名作は大人のおしゃれなエンターテイメント

2025年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

昔昔鑑賞したことがあったが、雰囲気だけ覚えていて、細部は忘れていた。大きいスクリーンで鑑賞出来る機会があったので足を運んだ。設定の時代にもよるが、ファッション、音楽も粋でおしゃれ。当時はロバート・レッドフォードのカッコよさに注目したような気がするが、あの外見でKidと呼ばれ若造扱いって、当時どれほど大人の基準が高かったのだろうと興味深い。そして今は断然、ポール・ニューマンがスマートで格好良かった。自分が大人になってから、名作を見直すと自分の視点が大きく変わって感じる事も新しくとても面白かった。

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まっちゃまる