「闘って勝ち得たもの…」スタンドアップ ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
闘って勝ち得たもの…
クリックして本文を読む
現代の行き過ぎの感のある風潮は好ましくないと個人的には思っているが、この当時の田舎町の鉱山所は男社会の最たるもので目を覆いたくなる、耳を塞ぎたくなるようなセクハラ行為の想像は難くない。ましてや女性進出の煽りを受けて、男性が仕事を失う危機もあり、余計に酷かったのだろう。胸糞悪いセクハラ行為の数々、途中まで主人公の父親も嫌な奴だった。心を入れ替えた父親が組合集会でセロンの側に立ち、スピーチするシーン、ショーン・ビーンがセロンの息子を諭すシーン、ラスト法廷で皆がスタンドアップするシーン、感動的だった。セロンの息子を見守る眼差しが印象的。周囲から疎まれ、失職して生活を失っても良いと勇気を持って闘った女性のお陰で今日がある。
コメントする