劇場公開日 2007年1月20日

「真実を伝えられないもどかしさ」それでもボクはやってない マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0真実を伝えられないもどかしさ

2010年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

痴漢・・・、やっても罪を認めれば即釈放、やってないのに罪を否定すれば何ヶ月もの拘留と裁判の日々。
検察側と弁護側による証拠の作り上げと、その潰し合いのなかで、肝心の被告は自由な発言すら許されない。真実を伝えられないもどかしさは耐えがたく、現場に居なかった第三者によって裁かれる法廷のありようとはなんなのか? きっちり最後まで飽きさせずに見せてくれる。
日本の映画としては音響にもよく気が配られている。

マスター@だんだん