「告発」シルミド SILMIDO しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
告発
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レンタルDVDで2回目の鑑賞。
なんと意義深い作品だろう。
もはや、悲劇としか言いようがない…
国家のためにアイデンティティーを剥奪され、過酷な訓練を課せられ、最後には政府の保身のために見捨てられる。なんとえげつないのか?―これが実話なんだから恐れ入る…
南北融和政策の影で隠蔽されて来たことを告発し、真相究明の発火点となった本作ですが、あくまでもフィクションなので実際とは異なる描写があることは否めません。
部隊に集められた人々は必ずしも、犯罪者ばかりだったと云うわけではないそうですし、訓練内容もより過酷で凄惨を極める、人間性皆無のものばかりだったそうな…
しかし、それらを差し引いてもあまりにも残酷過ぎる事実であり、当時の韓国の政府の対応に憤りを隠せませんでした。ラストの風化していくコインロッカーが印象的でした。
※修正(2022/07/28)
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