サイレントヒルのレビュー・感想・評価
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ホラー演出が素晴らしい映画。
ゲームは未プレイです。
荒廃した街から、クリーチャー達の世界に切り替わる。世界が剥がれて行く表現と、恐怖が終わった後の世界が復元される表現が素晴らしい。
ただクリーチャーを出すだけではなくその演出も良い。クリーチャー出現前の世界では遺体だったものが動き出す様、ライトを向けると一斉に動き出す看護婦クリーチャーの群。
また、少女の霊絡みの演出が特に怖く、小さな穴から目だけか覗いたり、ずっと後ろ向きの看護婦がカメラ視点が切り替わると両目が潰れているなど見所。
世界観は閉鎖的な村社会がベースとなっており、人間の恐ろしさも感じながら、どこか物悲しい音楽もマッチしていて良かったです。
ラストは円満解決とならなかったところもホラーらしくて良い。最後まで現実と、サイレントヒルの世界が対比された構成になっているところもグッドです。
非常に残念なのが、母親の行動がいちいち馬鹿すぎてイライラするところ。
まず、サイレントヒルに行く理由が娘が眠ってる時にその名前を呼ぶから。
なのですが、それって心霊的な何かの存在を信じて調べに行くわけですよね?そこに女と子供一人で行くわけです。旦那に黙って。
霊的な存在を信じていなかったとしても、地元の人がまだ危険だと言っている廃墟に夜中に行こうとする。
警察に追いかけられたら全速力で逃げだして事故る。警察には子供のためと言い訳するが、警察から「子供が心配ならあんなに飛ばしたりしない」と普通のツッコミがはいる。
沢山のクリーチャーに追いかけ回され、酸のようなものを吐くクリーチャーに遭遇してなお、両手に手錠をされたまま、逃げ出して街の中をウロつく。結果警察官に助けられる。
最後、この警察官は巻き込まれて火炙りにされて死ぬ。
この人がいなければ物語は進まないものの少々強引だった感じがします。
それを差し引いても面白い作品でした。
クリーチャーのシーンは少なめで怖くない
ゲーム未プレイ。DbDの三角様ことエクセキューショナーで気になったので鑑賞。
ホラー映画だと思ってたのに、クリーチャーのシーンは少なめで怖くなかった。むしろ狂信者たちの方が怖い。三角様の出番少なかったから、活躍もっと観たかったなー。虫は大嫌いだからうじゃうじゃ気持ち悪かった。
恐怖の演出よりも、サイレントヒルとは何なのか、街で何が起こったのか、などミステリー要素の方が楽しめた。千と千尋みたいな神隠し系はドキドキする。
ただ、イマイチ話が掴めず謎が残る。現実世界とサイレントヒルの時間軸の繋がり、クリーチャーの正体、アネッサとシャロンの関係、など最後まで分からずモヤモヤ。
アネッサとシャロンは、ドラゴンボールのブウみたいに善悪で分身が生まれたってこと?
顔のないクリーチャーと三角様の正体って何だったんだ。焼け焦げた人の成れ果て?
最後同じ場所で家族が会えなかったってことは浦島みたいに時間がズレてるのか、そもそも別世界なのか。うーん、謎が多すぎてストーリーは置いてけぼりだ。
起伏が少なく、2時間は長く感じた。霧かかったサイレントヒルの街並みの雰囲気は良かったが、探索パートが多くて退屈。現実世界でも捜査してる割には進展してないし。狂信者たちの出番が多く、宗教臭い話になってるのもマイナスポイント。世界観とクリーチャーの造形は良かったが、ストーリーはつまらなかった。
そこからは、死んでも逃げれない。
ゲームをやっており、これほどまでに怖いゲームの実写版ということで、期待半分で観ましたが出来がよかったです。割とゲームに忠実に作られていますが、知らない人も十分楽しめて怖いサイレントヒルでした。
“サイレン”が鳴った瞬間、CG効果もプラスして恐怖感が非常に見事でした。ざわざわっと一気に闇の世界に変わる瞬間は当人たちは絶望でしかなく、逃げたくても逃げれない恐怖は相当なものです。
そして、クリーチャーも非常にリアルで怖かったです。まぁ、お馴染みの三角頭は、ゲームでは怖いですが実写になると人間っぽさも出てしまうのでそこまで怖くなかったのですがね。
そして、サイレントヒルもう一つのお馴染みキャラ恐怖のナースもちゃんと登場。やっぱり動きが気持ち悪いですね。ナースの集団の中を通っていくなんて、絶対に無理だなぁ。
ゲームファンであればもう一つの興奮どころは、やはり音楽ですね。サイレントヒルの不気味さを表現した、怖すぎるくらい不気味な音楽もしっかりと映画でも使われていました。ただ、この映画を心底から楽しむにはゲームを知ったに越したことはないのですが、知らない人も十分楽しめる映画でした。
ようこそ、サイレントヒルの世界へ
胸糞映画だったのか。。。
改変は多々あるが原作ゲームの精神はキチンと継承して大健闘
タイトルなし(ネタバレ)
A masterpiece of horror. Stunning visuals and visual beauty. I was shocked when I saw it for the first time. Using what was probably the most advanced technology at the time, the film mercilessly depicts a scene in which a good man, the only salvation in the film, meets a spectacular end. The film is full of despairing scenarios in which the strength of human feelings is powerless and we cannot resist our destiny after all.
怖さのあるホラーというより、ゴーストタウンが舞台の暗く陰鬱な物語。...
世界観が素晴らしい
原作ファンも納得!万人が楽しめる良作ホラー
大人気ホラーゲーム『サイレントヒル』を原作に制作された良作ホラー映画。
グロテスクな表現はありますが、ホラー映画初心者でも楽しめる作品かと思います。
「原作を基にした映画は失敗する」、というのが映画界の鉄則。
ただ、この映画では細かい設定/プロットの変更が非常にうまく機能しています。
父娘ではなく、母娘を主人公にすることで、原作にはなかった「母親の愛」映画のコアなテーマとして表現することに成功していますね。
陰鬱で重苦しい圧迫感・緊張感も見事に表現されていて、製作者たちの原作リスペクトが感じられる、原作ファンでも納得の作品。
監督は元々ゲームの大ファンで、研究しまくった結果だそうです。
原作とは一味違う苦いエンディングもあいまって、いま見てもおもしろいなと思う映画です。
悪魔対人間と思いきや。。。
普通に怖かった。
元はゲームやし、悪魔に打ち勝ってハッピーエンドを期待してたんですが。
人間の卑劣な行為が悪を増幅させ、強かな悪魔は善意をも利用して地獄を作る。
結局、争いそのものが地獄を作るんやなと恐ろしくなった。
ただ、三角様マジでカッコイイ!笑
魔女狩りホラー
ステイ・ホーム週間のGW、Hulu映画で鑑賞。
人気ホラーゲームを映画化されているだけあり、ストーリーも確かで、ゴーストタウンとなった街を舞台に、魔女狩りの黒歴史をモチーフにした怖さを描いています。
娘のシャローンの奇怪な行動から、ゴーストタウンとなったなったサイレントヒルに導かれた母親ローズ。しかし、その街に着く寸前にシャローンが失踪。そして、サイレンの合図と共に巻き起こるおぞましい出来事。
サイレントヒルには、過去の忌まわし出来事にまつわる怨念が渦巻き、夫が居る現実の世界と切り離されたパラドックスの世界に存在。最後に家に戻るシーンは、乗り越えられなかった2つの世界に、切なさを感じました。
血の繋がりのない養女の娘・シャローンに対して、命がけで守り抜こうとする母の強さと献身さ、そして親子愛が描かれており、単なるスプラッターなホラー映画とは、一線を画しています。
真っ白な灰が降り注ぎ、先に何が待ち構えるのかわからない街並みは、『ミスト』を思い浮かべる怖さが…。
また、最後の教会でのシーンは、ホラーの名作『キャリー』を思い起こす展開で、スティーブン・キングへのオマージュを感じる事もできました。
サイレントヒル、日本語にすると静岡。
原作であるサイレントヒル(ゲーム)は未プレイでアウトラインを知っている程度。
ナースとか▲様とかは知ってる。
・ビジュアル ◎ ・シナリオ ○ ・怖さ ×
元々スティーブン・キング原作でゲーム化のプロジェクトだったので世界観はどことなくその名残を感じれてGOOD。
霧と灰の表世界☁ と 血と影の裏世界👤 は作り込まれてて雰囲気がイイ。
ナースと▲様も違和感なく再現されてるのでゲームの実写化としてはかなりレベルが高いんじゃないかと思う。
シナリオはおそらくオリジナル。
ゲームキャラも出てくるので実写バイオハザードとどっこいか少しマシかくらい。
ただ、事件の発端となった出来事やそれを取り巻く人間関係など単純に物語としては好き。
ただ怖さは全くない。
思わず目を背けたくなるシーンは虫くらい。
スティーブン・キングが好きな人は楽しめそう。
ゲームを知ってる人は楽しめない可能性が大いにある。
ちゃんとしたホラー映画で完成度が高かった
やっと見ました!この話題作。
ゲームが映画化されたものと聞いていたので、あまり期待していなくて、ずっと先延ばしにしていたのですが、ちょくちょく、他の映画で話題になっていたりするので、ついに見ました。
正直、意外にちゃんとした(まともな)ホラー作品でびっくりしてしまいました。もっと、うるさい感じの次々と何かに立ち向かっていくような、アクションホラーかと思っていたら、静かで美しいクラシカルな雰囲気のある作品で、いい意味で裏切られました。
霧の立ちこめたような、灰の舞う廃墟と化した田舎町サイレントヒル、雪景色に包まれているようで、神秘的で哀しくも美しい街。スティーブン・キングの世界みたいで、ある意味ワクワクもしました。
登場する怪物(クリーチャーというのか)も完成度が高かったように思います。三角金属頭の巨人やら、むじなのような顔をした(のっぺらぼう)ナースなど、ダリの絵を彷彿とさせるようなアートぽさがあり、気持ち悪さも格別でした。ぞろぞろと這う謎の虫(gokiか?)も、気色悪さ満点です。
後半に登場する、ベッドに横たわる、焼けただれた少女(アレッサなのか)の見据えたような眼差しも恐ろしかったです。こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、ちょっと、木村カエラに似ていた・・・笑
ラストも気持ちよく、ストンとは落ちず、それゆえ印象的でした。現実の普通のカラー世界と別空間の青い霧に包まれたような世界はパラレルワールドなんでしょうか。シャロンのラストの表情はどんな意味があるのか・・・。
続編もあるようですが、あまり好評ではないようです。先にレビューは読まないようにしているのですが、気になってチラチラと読んでしまいました。でも、近いうちに見たいです。
結局、2日連続で見てしまいました。何と、2回目の方がじっくり味わえて怖かったです。
ゲームはやったことも見たこともありませんでした。youtubeでプレイ動画を観賞しましたが、実際にゲームしたら、あれは怖いはず!! プレステ持ってないとできないんですよね。やってみたいです。(ゲームでは男の人が主人公のようです)
手におえなくなった者は焼いてしまえ!魔女狩りにとどまらず、痛烈なブッシュ批判なのではないかと思えるくらいの社会派SF映画。
だと思っていたら、ゲームが原作であるホラー映画だったらしい。三葉虫みたいな虫以外はそれほど怖くない。元がゲームなだけに、主人公のローズは娘を探し出したい一心で行動する設定だし、彼女に共感すればするほど怖くなくなってくるのです。だけど、公式サイトはちょっと怖かった・・・
廃墟と化したサイレントヒルという町へ入ったローズ(ラダ・ミッチェル)と娘シャロン(ジョデル・フェルランド)だったが、忽然と姿を消してしまったシャロン。そして女性警官シビル・ベネット(ローリー・ホールデン)も加わって、シャロンの行方を追ってこのゴーストタウンを彷徨い歩く。夫であるクリフ(ショーン・ビーン)は妻の後を辿り、サイレントヒルへ入ろうとするが、人間の気配すら感じられない町には手掛かりすらつかめなかった・・・
序盤において、彼女たち3人が30年前の同じ場所へタイムスリップしていて、ショーン・ビーンと他の男衆はわけもわからず空回りするばかり。偶然にも同じ場所にいた彼が「匂いが・・・」などとつぶやくのですが、30年も残り香があるなんて、よほど強烈な匂いだったのかもしれません(違うかも)。死んでしまったらタイムパラドクスが起きてしまうだろう?といった不安定な世界観ではありましたが、どちらかというとパラレルワールドのような雰囲気なので、彼の直感は多分気のせいだったと思ったほうがよさそうです。
恐怖感が薄れたのはこのタイムパラドクスのせいかもしれませんが、これは終盤までわからなくしたほうが良かったのでしょう。もしかすると主人公の夢の中なのではないかと思わせる浮遊感とか、現実離れしたCG効果も原因だったかもしれません。結局、憎き相手はクリスタベラだ!などと社会派映画的昂揚感によって、すでにホラー映画であるということを忘れさせてくれたのです。さすがにでかい包丁は怖かったけど・・・
魔女狩りにあったダリアの娘アレッサ・ギレスピー。彼女がシャロンと瓜二つなものだから、ローズは怖いながらも必死で守ろうとする展開。しかも、焼かれた姿が痛々しくて、死神と自ら呼ぶアレッサだけが復活。そしてシャロンは彼女の良心として生まれたのだ。
途中まではたいしたことなかったけど、♀マーク四つのカルト教団のおかげで徐々に加点・・・そして秀逸なラストシーンでもう一つ加点。匂いとともに生きていくことになったショーン・ビーンに乾杯。
【追記:2020.7】
サイレントヒルの住民たちに黒人が一人もいないことに気づきました。ウェスト・バージニアという南部という土地柄もあると思うのですが、こうなってくると宗教団体もKKKをイメージしていたのかもしれません。恐ろしい怪物だってKKKのフードみたいだし・・・
おうち-191
サイレントヒルのせいで、地方の夕方に鳴るサイレンにガチビビるようになった人🙋
コントローラー放り投げるのわかってて、たまにやりたくなるゲームといえば静岡。
この映画も周期的に見たくなる。
最近のゲームはもはや本当の人間に近づいてきたなーってくらい、ぬるっと動きますが、
この映画はゲームをプレーしてるみたい。
ここで地図ゲットやな、とか、ここ行き止まりなのにボタン連打するやつやな等、リアルにゲームをしてるような感覚に陥る。これはかなり高い再現度。
表世界の街の店のロゴや、地図、アレッサのアレッサ感、ナースのナース感、もの寂しさを煽る音楽、、、最高。
クリーチャーといえば、ゲーム『バイオ5 』の小野さん(斤を振り回すでかいやつ)が映画化したとき、小野さんwwwとなった身としては、三角頭が大丈夫かと不安でしたが、この映画のクリーチャーはみんなおぞましキモくて、最高です。
あのサイレンもちゃんと鳴るので、表世界でさえ充分怖いのに、裏世界になったら一歩も歩きたくないトラウマが蘇ります(ゲーム版でも映画同様、自動的に表裏が変わりますが、PSP版だけは鏡に触れると表裏に行き来する仕様。そのせいで裏に行かなく(怖くて行けなく)なる→進まないw)。
サイレントヒルのやなとこって、バイオ等と違って登場人物が銃や格闘技に長けてない一般人で、武器がそこらへんに転がってる照明とか頼りないものなので、壊れたりするんですよね。
そんなドM仕様なのですが、映画はアクション場面が少ないので、ここは心残りです。
自分でキャラクターを動かさなくてはいけないゲームのほうがやはり怖いのですが、再現度の高さにゲームファンは痺れること間違いなし。
ラストの切なさもなかなか。
ハサミ男はどこに
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