少林サッカーのレビュー・感想・評価
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チャンピオン鷹とは雲泥の差
実はこの映画が好きだった。
でも、今日二度目の鑑賞で、CGと分かる映像で、何一つ内容も無い映画と知った。
ワイヤーアクションとクロマキだと思っていてら、ただのCGだった。
それまで、MACを使いまわしていた私が、Windows2000に浮気した頃。やっと、MACに追いついただけのWindowsに魅了してしまった。だから、見る目が無かったのかもしれない。この頃は個人的にろくな時期ではなかった。
チャンピオン鷹とは雲泥の差
ある意味で、香港映画を駄目にした映画の元凶かもしれない。
香港映画と言うが、中国へ返還されている訳だから、中国当局の検閲はあったのだろう。
中華式蹴球是世界共通
昔は金曜ロードショーでもやってましたよね。今は、地上波では見かけなくなった類いのコンプラ無視の映画です。エネルギッシュでデリカシーのない空気が閉じ込められてて、普通におすすめです。
個人的ハイライトは、万年金欠の監督ファンが宿敵ハンに八百長を持ちかけられたときですね。ヘラヘラへりくだってたファンが真顔になり「金はいらない。今は優勝杯がほしい」と突き放します。並の映画なら怒りに任せてつっ返すところを静かに強かに描くのは、監督の色?それとも中華の様式なんでしょうか。
これ以後、ラフプレーを少林サッカーと揶揄するのが世界共通になったことも含めて面白い映画です。
テーマ曲に導かれた勝利
チャウ・シンチー監督主演。
自由奔放なカンフー&サッカー・コメディ。
【ストーリー】
主人公シンは、少林拳を広めるために都会に出るも、中国ではすでに武術は衰退しており、誰も彼に学ぼうという者はいなかった。
ある時チンピラどもを華麗な蹴り技で文字通り蹴散らすと、20年前にサッカーのスター選手だったが、今は落ちぶれたファンの目に留まる。
兄弟子を集め、いざ試合に臨む彼ら。
だが敵は出会った時にタコタコにビビらせた、あのチンピラたち。
ラフプレーを受けまくる兄弟子たちだったが、一斉に厳しい修行で身につけた少林拳に覚醒、取り戻した武技を駆使し、卑劣なる敵チームを叩きのめす。
高い賞金がかけられたトーナメント制の大会を、その恐るべき蹴り技で勝ち上がる彼らだが、決勝の相手はかつてファンを罠にはめたハンだった。
ハン率いるチームは、近代トレーニング理論とドーピングにより超人的な肉体を獲得、金で買収された審判たちは、どんなラフプレーにもファールを取らない。
試合続行の最低人数を割り、もはやこれまでかというその時、かつてシンにフラれた太極拳の美少女ムイがゴールキーパーとして駆けつける。
いかなる勢いもいなしてかわす鉄壁の化勁でムイがゴールを守ると、ついにシンの怒りのスーパーシュートが敵に炸裂する!
誰もが一度はあの、血湧き肉躍るテーマ曲を聞いたことがあるでしょう。
名古屋で小学生の子供たちに混じって笑いながら見たのはいい思い出。
変な顔の少林拳メンバーが覚醒して大活躍、敵を蹴散らしながら快進撃し、あの勇壮なテーマが流れ出すと、男の子はみんな歓声をあげていました。ええもちろん自分も。
明快で奔放で爆笑しながら見られる、チャウ・シンチーの最高傑作です。
そうはならんやろ、とツッコむ隙すら与えない畳み掛けるギャグでお馴...
そうはならんやろ、とツッコむ隙すら与えない畳み掛けるギャグでお馴染みの本作。全力でやりきったらサブくない、ということを教えてくれる映画です。
数年ぶりに鑑賞しましたがやっぱり笑える。屈指の名シーンが指の数より多いと思います。
まずムイちゃんが太極拳を駆使して万頭をつくるシーンですね。流れる手さばきで生地をこねていきます。生地の中央には陰陽太極図が描かれる場面も。同じくチャウ・シンチー監督の『カンフーハッスル』でも太極拳のシーンで登場したと思います。どうやら太極拳を極めるとああいう紋様が浮かび上がるようですね。
お菓子作りみたいな普通のことを超人の技術でやるというようなギャグは、剣士が空中で魚を捌いて落下すると寿司になっている、とかと同種でしょうか。もちろん超人サッカーも同じ原理の笑いだと思いますが。
何かの技術がこちらの予想を遥かに上回る域に達していると人は笑いますよね。友達とカラオケ行ったらやたら上手いとか、キャベツのみじん切りがめちゃくちゃ速いとか。こういうのは、裏側に膨大な時間を想像させる深さに肝があるんですよね。めっちゃ上手いということはそれだけ練習を積み重ねたということで、そこまで想像して人は笑うんです。何に時間かけてんだよ!最高か!って。とはいえこの映画、別にサッカーが超上手いわけではないので全然当てはまりませんね。
そしてクライマックスの決勝シーン。この映画笑いの爆発ポイントを序盤から出し惜しみせず入れてきてるのに、ちゃんとそれ以上の傑作シーンを終盤に用意してるのがすごい。情熱が尽きたり体力が切れたりで失速しないんですね。特にこんなギャグ映画で。ムイちゃんのパスからシンがゴールを決めるシーン。竜巻を巻き起こして選手もゴールも吹き飛ばしていくシーンは、BGMもなく独特の静けさのなか風の轟音だけが響いていて、今回も呼吸困難になるほど笑いました。
このチャウ・シンチー監督、映画の構想は前々から持っていて、それを表現できるCGの発達を待っていたとコメントしたそうな。CGで遊ぶのがめちゃくちゃ楽しかったんでしょう、伝わってきますね。
本当に名作です。
汚いし、可哀そう
笑える名作と聞いて、笑いどころどこ?
登場人物が不潔極まりないし、絵面がずっと汚いし、ヒロインが可哀そうで見てられない
不器用とかじゃないよ最早人の心が無いでしょ主人公
まさかあそこが笑いどころじゃないよねっ!?
初めての香港映画のノリに正直どん引きしつつ
いやしかし少林拳がなにかも知らずに見た私にも責任はある(ムイに倣ってちょっと男気を見せたい)
サッカーのルールを全く知らなくてもみれるコメディ全振りサッカー映画としては一見の価値はありかも
楽しかったな〜
「少林サッカー」見ました。最高です。
正直大笑いできるかと言うと微妙なコメディだけど、スポ根モノとしての要素が完璧ですね。
個人的に生涯Best10には間違いなく入ります。
話はかなりメチャクチャです。少林の要素は置いておいて、こんな杜撰なサッカー大会が現実に起きたとしたら中国のサッカー界は終わると思うくらいです。いくらサッカーは戦争と言っても、金槌でバカバカ殴られる事を試練と捉える監督もいませんしね。
そんな不満や不安を吹き飛ばしてくれたムイ。火星人姿で敵の火の玉シュートをスルスルスルっと無力化してみせる。そのシーンは誇張なしに鳥肌モノだし、血が沸き立つような興奮を覚える。そしてそれを見たン・マンタ演じる監督のリアクションが素晴らしいですよね。涙、涙です。楽しかったなー。
総じて、素晴らしい映画です。
この映画の素晴らしい部分はたくさん有るけど、やっぱり面白いってのが1番すごいです。
超最高
饅頭の皮を練っている台に、汚い靴を乗せるところとか、饅頭に涙とは言え体液を混入させるところとか、いろいろと衛生面で気になる場面があった。
しかしそんなのも面白さの一つであると済ませてしまいたくなるほど最高に面白く感動的だった。特に饅頭の女の子がキーパーとして現れて、太極拳の円の動作で強烈なシュートを無力化する場面は涙が出る。
チャウ・シンチーの明るさが気持ちがよかった。
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