劇場公開日 2004年11月27日

「悲しい天才」ニュースの天才 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0悲しい天才

2014年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

興奮

知的

心がずしりと重くなる映画でした。才能の使い方を間違えてしまった悲しい天才の話です。

度が過ぎていましたが、誰にでも少しの身に覚えは感じると思います。
自分の身を守るために嘘を真実にしようとしてしまったり、自分が正しいと周囲の人を味方につけたり、また、逆にこういった人がそばにいて、やり場のない悲しみや怒りを感じていたり。

スティーブンのような人に困った経験のある人は多いと思います。
こちらが何を言っても、のれんに腕押し状態でイライラは増すし、味方を増やされて自分の立場は悪くなってしまったり。

スティーブンのように自分を過信してる人に、周囲はうまく操られている様子がよく分かります。

編集長がとてもかっこよかったです。
社会人のお手本となるような存在でした。
同じ土俵に上がらないのが素晴らしいと思います。
どちらが周囲に認められるか、はらはらして観客をひきつけます。

人の心理がうまく表現されていると思いました。勉強になる映画でした。

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りりまる