劇場公開日 2001年7月20日

「ジブリアニメ最高傑作だと思います。」千と千尋の神隠し よしさんの映画レビュー(感想・評価)

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5.0ジブリアニメ最高傑作だと思います。

よしさん
2020年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

神の国に迷い込んだ少女が、両親と命の恩人である少年を助ける為に奮闘する物語。

宮崎駿の秀作で、ジブリでは、私の一番のお気に入りの作品です。
両親をブタにされた普通の少女。彼女の嘆き悲しみ、そして周囲の助けを受けながらも前向きに行動し成長する様子が、とても良く描かれていると感じます。

名シーンの連続です。
釜爺の床で眠りこける千尋。悲しみと疲れが、その丸まった背中からにじみ出ていて切なくなります。そして、それに寄りそう釜爺とススワタリ達の優しさに温かい気持ちになります。
腐れ神のシーンも秀逸です。腐臭に耐えながら必死にサービスをする千尋。千尋を助けるリン。そして普段千尋を嫌う従業員たちの歓声。
雨の後の海を眺めるシーン、「金を受け取れない」とはっきりと断るシーン、銭婆へ向かう電車のシーン、そして白と一緒に空を飛ぶシーン。何れも心に残る名シーンでした。

登場人物も魅力的です。特に、リン。異端で毛嫌いされる千尋を受け入れる心の大きさと温かさ。粗雑な言動の中に、そんな物が見え隠れして、思わず惚れそうになります。

最高の賛辞を伝えたい作品ですが、それでも、幾つか残念と思うところもあります。
神の国での滞在期間はもう少し長くて描いて欲しかった。そうすれば千尋の成長譚としてもより説得力が出て来たように思います。
また、ラスト。余韻をまったく残さない状態で終わってしまいました。魔女の宅急便のように、後日談をエンディングロールで描くとか出来なかったのでしょうか?例えば今の琥珀川を訪ねる千尋、新しい友人と遊ぶ千尋、髪留めを眺める千尋、等々。もう少し余韻を楽しませてもらえれば、もっと良かった思います。

最後に声優。脇を固めた役者さん達は素晴らしい演技を見せてくれました。特に個人的にお気に入りは、千尋の母親役を演じた沢口靖子。千尋を粗雑に扱う母親の口調がツボにはまりました。
でも、主役二人は力不足を感じました。二人とも子役からの抜擢。非難してはいけないのでしょうが、棒読みのシーンが散見されて残念に感じます。

残念なところを列挙してしまいましたが、それでも最高評価5は当然と思える、そんな映画でした。

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よし
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