「ありがとう!新宿ミラノ」ポーラー・エクスプレス iwamoogさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとう!新宿ミラノ
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まずもってこの映画のCG描写が相当に不気味の谷•オブ•アンキャニーバレーと聞いていたので、今、あえてそれが観たくて、そしてさよなら新宿ミラノ、少なくとも一つは行きたかったので行った。
新宿ミラノは結果的に、ロバートゼメキスとトムハンクスの黒歴史を掘り起こすことに、微力ながら貢献したことになった。
この映画の汚点はCGどうのではなかった。というか、完成度の高いものから、圧倒的にしょぼいものまで、CGにあふれ切った2014年の今みているからなのか、そこまで悪くない。実は、観客のCGに対する審美ハードルはCG誕生以来、平均的にずっと下がりつづけているのではないか…?
という気もしないでもない。
この映画の汚点は、同調圧力に屈することで報酬が得られるシステムを肯定的に描いたこと、なおかつそのメッセージを子供たちに向けているところである。これでは、信仰とは同調圧力そのものである、と言っているようなものだ。それじゃ意味ないでしょうが!
というわけで、口直しにその後やっていた戦場のメリークリスマスもみたのだが、初めてだったが、これはこれで超絶に変な映画で、なにも余計なことを考えなくなれたので助かった。
このような二つのヘンテコクリスマス映画を最後の最後にブックしたことにささやかな敬意を表したく、この文を新宿ミラノに捧げたいと思います。そして、感謝の意を…。
メリークリスマス!ロバートさん。
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