劇場公開日 2006年11月25日

「カラフルでポップでキッチュで楽しい悪夢のイメージが素晴らしい。 林原めぐみ、江守徹、古谷徹、充実の声優陣も好演。」パプリカ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5カラフルでポップでキッチュで楽しい悪夢のイメージが素晴らしい。 林原めぐみ、江守徹、古谷徹、充実の声優陣も好演。

2024年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

他人の夢に潜入できる最先端セラピー機器“DCミニ”が盗まれた。
コードネーム“パプリカ”を持つセラピスト千葉敦子が、その謎を追う。

やっと観れました!
カラフルでポップでキッチュで楽しい悪夢のイメージが素晴らしい。
「夢」の美しさ、楽しさ、怖さ、おぞましさ、そしてグロテスクなところを視覚化して観せてくれる。
アニメならではの自由な表現。
特にパレードのシーンが圧巻。

声優陣も充実。林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一、田中秀幸、こおろぎさとみ、さらに原作者・筒井康隆、今敏監督自身まで。
自分は独特の甘さ、幼さで天才を表現した古谷徹が良かった!

チケットは予約時に満席。若い女性が多いことに驚きました。
46歳という若さで亡くなった「PERFECT BLUE」「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」などの今敏監督の遺作。
本当に惜しい人を亡くしましたが、作品は永遠に残り世界中に届きます!

ITOYA