劇場公開日 2006年11月25日

「ついになるもの」パプリカ Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ついになるもの

2024年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

声優のキャスティング...綾波レイ(林原めぐみ)とアムロ・レイ( 古谷徹)。
今敏監督も声優として参加している。

BGM(音楽:平沢進)が好み。特にエンディングソングが好き。

『AKIRA』を彷彿させるパレードで踊っているのは、電化製品と宗教に関する物。
今は亡き今敏監督の集大成的な作品であり、人生最後の監督作品でもある。

原作(筒井康隆)未読。
知っているようで知らない新しい世界観。夢の中と現実世界は区別しやすいのだが、融合してしまうところは理解し難い。
"DCミニ″というドラえもんのポケットから出てきたような装置の作り方や構造はわからなくて当然。科学的に考えようとすると行き詰る。

「光と影、夢とうつつ、男と女...」というセリフがある。対になるものを見つけながら視聴すると面白い。
映画のスクリーンの中に入ろうとする粉川刑事のシーンは見事な演出。
粉川刑事が言う「あいつ」の正体は考察の余地がある。
クライマックス、巨大化した黒幕に対抗する方法も斬新。
男女の恋愛に対になるようにホモセクシュアルにも言及し、女性の裸体も登場するがエロ過ぎないので親子で観ても大丈夫。PTA健全育成委員会の立場から観てもノープレブレム
『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督作品)のように、理屈っぽい大人より子供のほうが柔軟で意味不明でも映像的に楽しめる作品だと思う。

Don-chan
seiyoさんのコメント
2024年5月31日

こんばんは~。いつも共感ありがとうございます。

レビューはしていないのですが、パプリカは観ました。

内容は、好みが別れると思いますが、私、音楽の平沢師匠が大好きなんです。

週一位でYouTubeで聞いています。

seiyo