「海は怖いですがいい映画です」パーフェクト・ストーム Mさんの映画レビュー(感想・評価)
海は怖いですがいい映画です
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久しぶりに観たくなってBlu-rayで観ました。歳をとって、すでに過去の人の様に言われ始めているジョージクルーニー演じるビリーがなんとか見返してやろうと再起する。家に殆どおらず死といつも向かい合っている漁師は家庭も顧みないせいか陸には居場所もない。若くこれからの人生を豊かにし希望を持っているマークウォールバーグ演じるボビー。未来の漁師を育てる思いでビリーはボビーに自分の知り得ることを教えていく。最後はそのボビーを船外へ出し、ビリーは自身の船に戻り、残っている他の船員と共に沈んでゆく。ビリーの長年連れ添った船や船員に対する思いや責任感は表現されてはいませんが、消えてゆく最後の姿に哀愁が漂う。ボビーへの思いも表現されているのかもしれません。ジョージクルーニーの「ゼログラビティ」にも思いを託すところは似ているのかと感じましたし、自身の居場所を船を選んだところは、「船の上のピアニスト」を思い出しました。
最後の大波の恐ろしさは、ものすごくよく表現されていて何度観ても恐怖心を感じました。波に向かう船アンドレアゲイル号では、積荷も満載でパワーもなく即反転することもできず、横転の危険もあるため左右に逃げることも出来ない。波が崩れる前の1番危険な状態でも、まっすぐしか進めることが出来ず、アクセルを全開。引き波もあり、なんとか波頭の少し手前までは行くがエンジンパワーが無く波を超えられずに縦に回転し転覆。もう少し早く撤退することを選んでいれば命まで落とすことは無いのでしょうけれども、大きな成功の前では船長の判断は難しいですね。
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