ベティ・サイズモアのレビュー・感想・評価
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芸達者に見せない女優
夫を殺されたベティは、自分を医療ドラマ世界の住人と思い込んでしまい…という物語。レニーの演技力でチープな物語世界をぶっ倒していく最高の作品。サイドの配役(モーガン、カッター、キニア)も絶妙な味付け。殺し屋が自立の意味を教えてくれるブラックコメディー
訳わからん話やな
なんだろ、
ぶっ飛んでるんだけど
そこが面白く見れちゃうという、
キャラクターがキュートで魅力的だからかな
ベティサイズモアってもう響きがいいもんね
ベティサイズモア何度でも言いたい
ベティサイズモア
ロキシーハート
ベティサイズモア
「カンザスから出たことがない」「あんたドロシー?」
ダイナーで働くベティ。車を買おうと夫デル(アーロン・エッカート)に電話をするが、彼は浮気中。そんな彼女にはドラマの影響で看護婦になるという夢もあった。
夜になると黒人二人が家にやってきて、「ブツはどこだ」とデルを締め上げる。その犯人はダイナーの客で知っていたのに、犯人はドラマの中の女性の名前を言ってしまう。このフリーマンとロックのコンビがコミカルなのに残酷で、かなりのブラック仕立てになっている。彼らは目撃者であろう失踪したベティを追う。
友人との会話においてもドラマの話が多い。「カンザスから出たことがない」「あんたドロシー?」とか『ローマの休日』ネタとか映画もあったりする。そして、ドラマと現実の境目がわからなくなったベティは登場人物の外科医(グレッグ・キニア)を自分の婚約者だと思い込んで探し出す。看護婦の経験もないのに救急患者を助けたおかげでロスの病院で臨時に採用されるなど、かなりハチャメチャ。
テレビの主人公と出会ってからは完璧にドラマの中の世界に入ってしまい、テレビスタッフたちは彼女を役者志望だと勘違いする。しかし、そんなに簡単にはいかないもの。憧れの俳優と3日間の恋に落ち、そのままテレビ出演を試みるがセットを見た途端に現実に戻ったベティ。黒人コンビも彼女を探し当て、クライマックスへとなだれ込む。
意外と脇役の新聞記者ロイ(クリスピン・グローヴァー)がスパニッシュのベティのルームメイトと出来てしまう瞬時のカットが面白いし、ドラマに何回も出て看護学校に入り、ヨーロッパ旅行を楽しむエンディングが素敵です。フリーマンとロックが実は親子だったというオチもつくが、クリス・ロックはちょっとうざい(笑)彼もドラマに夢中になったため悲惨な結末を・・・
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