劇場公開日 2001年5月12日

ベティ・サイズモア : 映画評論・批評

2001年5月1日更新

2001年5月12日よりシャンテ・シネほかにてロードショー

夢見るベティにみ~んなが首ったけ!

浮気に走り、誕生日も憶えてくれてないサイテー夫に、つまんない仕事。こんな人生でいいんだろうか……でも、この映画のベティはそんなこと考えない。大好きな昼メロに浸りながら、その疑問を見て見ぬふり。だって、離婚してもひとりじゃ生きて行くのが難しいし。わたしにそんなことできるはずがないじゃない? ところが、夫が殺される現場を目撃したショックから、彼女はその昼メロの世界にトリップしてしまう。自分が“ナース・ベティ”だと思い込んでしまう。すると不思議、ひとりじゃダメと思っていたことが、するすると出来てしまうのだ。

もしベティのような悩みを持っているのなら、これはひとつの解答を与えてくれる。つまり、勇気を持って一歩を踏みだせと、留まることに賭けるには人生は短すぎると、そして、そうすれば道は拓けると、そーっと囁いてくれるのだ。

フェミニズム映画といえるかもしれない。だが、一風変わった設定と、ベティを演じたレニーの無邪気さ&不思議な存在感、このふたつのおかげで、そのクサさはまったくない。それにしてもレニーったら、なんてかわいいの! 夢見る女はこの映画同様、みんなを虜にするってことかも。

(渡辺麻紀)

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