劇場公開日 2002年5月25日

「心理描写はとても現実的」ノー・マンズ・ランド miharyiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0心理描写はとても現実的

2020年8月30日
PCから投稿

ボスニア紛争下、敵と味方の中間地帯“ノー・マンズ・ランド”に残された敵対する兵士2人と地雷を背に横たわる負傷兵一人が中心となって物語が進む。
相手の隙を見ては、銃を奪い合い、敵を服従させようと試みたかと思えば、生きて帰るためにある意味、協力せざるを得ない、戦争という非条理な条件に動揺を隠せない兵士たち。
3人を助けようと駆けつける国連軍、それを中継しようとする報道人。

この作品は、コメディに位置づけられていますが、心理描写はとても現実的で、笑いもあれば、
恐怖もあり、虚しく切ない場面に深く考えさせられます。
ぜひ観てほしい一本です。

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miharyi