劇場公開日 2004年8月7日

誰も知らないのレビュー・感想・評価

全126件中、121~126件目を表示

5.0苦しい

2015年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

柳楽優弥がすごすぎる。セリフは少ないけど、表情が何ともいえず心情を読みたくなる。引き込まれるし、なんて魅力的なんだろうかと。
他のキャストもすごい。もうそこにいるかのような、生々しい家族の姿。
圧巻です。
最後まで目が離せなくて苦しかった、、
主人公扮する柳楽くんが家族を必死に守っていく姿が痛々しい。

何が最善なのか、まだまだ発達過程にある子どもたちに、周囲の大人たちはどうするべきだったか?

柳楽くんと是枝監督の、すっかりファンになってしまった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
aoi630

4.5誰もが知るべき

2014年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

半ドキュメンタリー的な作品作りをすることで知られる是枝監督。彼の真骨頂を見たような気がした。セリフではなく画面からビシビシ迫ってくる、捨てられた子供たちのリアル。水道が止められて公園に水を汲みに行くシーンはなんら後進国の子供たちと変わりがない。「格差社会」が流行語大賞上位にランクインしたのは2006年。この作品は2004年公開。是枝監督の慧眼にも驚かされた。いや、この作品のせいで皆が考える機会を持ったのかな。僕もその一人です。やられました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
えら

4.0少年少女っておそらく

2013年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

少年少女っておそらくこんな感じなんだろうなと思った。
これほどまでに清々しく子供たちの持つ残酷性を描いた作品も他に見ない。
本当に清々しい。そしてこの清々しさは同時に日本映画が持っていたすがすがしさだ。
ワンカットワンカットにその日本映画のエキスというか雰囲気が入っている。それは、70年代にも50年代にも感じられる日本映画独特の空気感である。
そしてこの子供たちの世界はどの時代にもある子供の世界だ。
火垂るの墓にも出てくるこの感じ。
いかなる困難な場所でも子供たちはいつでも子供らしいのだというこの映画の基本は、まったく崩れるものではない。

時代は限られた時代を切り取ったものなのかもしれないが、この映画自体はものすごく普遍的な映画に仕上がっている。
ドライヴにも出てくるようなこの映画の雰囲気は、とても日本じみている。

是枝監督の映画は何本か見ているがその中でも秀逸。
大満足だ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
lotis1040

3.5子供達の成長とともに。

2010年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

実話(巣鴨子供置き去り事件)を参考にした映画。
結構メローなストーリー展開で、人によっては若干眠くなるかも。
子供達の何気ない会話も、何だか一つ一つ意味があるような無いような。
私が小さい時にも、きっとこんな話してたな〜。
同じことを考えて、同じような会話をして、同じ時間を費やして、
今こうやって何不自由なく生活出来ている私と、この子達は何が違ったんだろう?

映画の撮影に一年を費やしたらしい。
実際のストーリーも一年の話。
映画の中の子供達全員の身長も伸び、髪も伸び、声まで変わり、成長しているのが見えます。
そこはとってもほほえましいです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
★りんごちゃん★

3.5柳楽優弥の横顔が心に残る

2008年7月25日

泣ける

悲しい

是枝裕和監督のこの作品を観て、まっさきに連想したのはダンテス兄弟の作品。妙に話しを大きくすることなく、あくまで母子家庭の生活、そして母親に見捨てられる子供たちの姿を描いています。淡々としたタッチで子供たちの日常を描き、そこに作り手の意見を混ぜないことによって、作品全体が力を帯び、放射状に社会テーマが浮かび上がるのです。

社会派作品の作り方を教えてもらったような気分。横顔にすでに年に似合わぬ雰囲気をかもし出してる柳楽優弥くんには是非、本物の俳優になってほしいですね。

コメントする 2件)
共感した! 12件)
あんゆ~る