誰も知らないのレビュー・感想・評価
全130件中、121~130件目を表示
最初から最後まで重い
親に捨てられて子どもだけで生活していく日々を延々と描いた映画。
約束された悲劇をずっと眺め続ける苦しさ。重すぎます。
正直言って重すぎて面白くはないが、良い演技をする人が多く引き込まれる。
育児放棄に警鐘を鳴らす意義深い映画だと思う。
しかしバイトの人も、女子高生も、大家も、その他もろもろ
あんな状況の少年達を通報しないのは、優しさでもなんでもない。
金があろうがなかろうが、小学生が保護者の監護なしで
いっぱしの大人になれる可能性などゼロに等しい。
映画のための演出だと信じたい。
ところで、この映画を観て、誰も悪くない、という意見がネット上で
割りと普通に主張されている。
そういう意識が変わらない限り、悲劇は減らないと思う。
重苦しすぎる。
こんなに重々しい映画はダンサーインザダークとこの作品しかたった今は思いつかない。
映画として見てるだけなのに心が苦しくて苦しくて重くてどうしようもなくなった。
YOUの演技が物悲しさを引き立てていた。
こんな、悲しい事件、くそ。
ネグレクトを受けたことのある人なら分かる。こんな、悲しいこと、あっちゃいけない。
酷過ぎた。
まさかの妹の死。
オープニングと繋がったときの虚しさ。
よく、できた映画と思う。
柳楽優弥くんの演技とか、本当にすごいと思いました。
他の子役さんもリアルでした。
すごい作品だった。
苦しい
誰もが知るべき
少年少女っておそらく
少年少女っておそらくこんな感じなんだろうなと思った。
これほどまでに清々しく子供たちの持つ残酷性を描いた作品も他に見ない。
本当に清々しい。そしてこの清々しさは同時に日本映画が持っていたすがすがしさだ。
ワンカットワンカットにその日本映画のエキスというか雰囲気が入っている。それは、70年代にも50年代にも感じられる日本映画独特の空気感である。
そしてこの子供たちの世界はどの時代にもある子供の世界だ。
火垂るの墓にも出てくるこの感じ。
いかなる困難な場所でも子供たちはいつでも子供らしいのだというこの映画の基本は、まったく崩れるものではない。
時代は限られた時代を切り取ったものなのかもしれないが、この映画自体はものすごく普遍的な映画に仕上がっている。
ドライヴにも出てくるようなこの映画の雰囲気は、とても日本じみている。
是枝監督の映画は何本か見ているがその中でも秀逸。
大満足だ。
子供達の成長とともに。
柳楽優弥の横顔が心に残る
全130件中、121~130件目を表示