「誰もが知るべき」誰も知らない えらさんの映画レビュー(感想・評価)
誰もが知るべき
半ドキュメンタリー的な作品作りをすることで知られる是枝監督。彼の真骨頂を見たような気がした。セリフではなく画面からビシビシ迫ってくる、捨てられた子供たちのリアル。水道が止められて公園に水を汲みに行くシーンはなんら後進国の子供たちと変わりがない。「格差社会」が流行語大賞上位にランクインしたのは2006年。この作品は2004年公開。是枝監督の慧眼にも驚かされた。いや、この作品のせいで皆が考える機会を持ったのかな。僕もその一人です。やられました。
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