劇場公開日 2004年8月7日

「YOUが役にはまりすぎてて、嫌いになりそう笑」誰も知らない UNEmiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0YOUが役にはまりすぎてて、嫌いになりそう笑

2021年1月25日
PCから投稿

なにげなく見始めたら、目が離せなくなってしまった。

セリフは極端に少なく、子供たちをただその状況に追い込み(説明し)、その動きを静かにカメラでおっていった感じ。
手の先とか、足の先とかだけをフレーム内におさめた画がとても雄弁で、印象的。

ありえないと思いたい設定だけど、本当にあった話。
その子供たちの生き様をあれだけリアルに描き切ったのがすごい。
どこまでも健気で純粋で。
兄弟がいたから踏ん張れたんだろうな。
一人だったら、もっと絶望して、ひねくれると思う。

母親への不満が爆発しないのが不思議だったけど(もちろん、不満も不安もあるんだろうけど、恨みという形で爆発しない)、子供っていうのは、それくらい無垢に、本能で母親を愛してるものなのかもしれない。

UNEmi