「ラストが是枝監督らしい」誰も知らない さなさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストが是枝監督らしい
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ほかの方がおっしゃる感想そのまま。苦しみ、悲しみ、怒り、やるせなさ、そして日常。それらが淡々と描かれている。
『実際に起こった事件を元に…』の注釈を入れているにも関わらず、彼らの存在(や、ゆきの死)が明るみに出る経緯などは一切ない。ラストも「らしさ」全開だと思った。是枝監督の作風に慣れてなかったら、たぶんめちゃくちゃモヤモヤして星なんて0.5か1かみたいになっていたと思う。
「周りの大人たち誰も助けない。店員、飯上げてる場合じゃねーだろ通報しろよ」って感想もよく見るけど、私は声をあげる大人である自信がない。それじゃ監督がこの映画を作った意味もなくなってしまうのかもしれないけど、「助ける」と言い切る自信がやっぱりない。あの状況のどこまで気づいたら、手を差し伸べられるだろう。本当に自信がなくて………。
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