「粗さはあるが…」マイ・ボディガード ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
粗さはあるが…
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デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニングの名演技により、エモーショナルであり、深みのある映画になっている。枯れてる男クリストファー・ウォーケンももう少し活躍が見たかった。ハリウッド版レオンのよう。政府の過酷な任務によりPTSDに悩まれるデンゼルことクリーシーはピタことダコタの護衛をするうちに、次第に心開いていく。舞台はメキシコで誘拐も日常茶飯事。何発も銃弾食らったはずのクリーシーが不死身というのと、敵組織が汚職警官絡みででか過ぎる割にクリーシーや、彼を助けるメディアが自由に動き放題と言うのはご都合主義だが、目には目を歯には歯を的に、容赦なく復讐していく。ピタの親父が負債を抱えていたための狂言誘拐だったが、本当の誘拐になってしまったというお馬鹿な親父。自殺しても仕方ない。フェロモン全開のピタ母親も、旦那のアホさを見抜けなかった。それよりもミッキー・ロークはチョイ役すぎて、いつの間にか死んでいた。ラスボスとの対決も制して、勧善懲悪が見たかったし、エンディングでクリーシー、ラスボスの死亡期日を実話ベースのように語られるのも、疑問だった。
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