ムーラン・ルージュのレビュー・感想・評価
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Showtime!
実際にパリのムーラン・ルージュのそばに行ったばかりだったので、何となく鑑賞。お祭り騒ぎの演出や、突然の歌い出しなど、いかにもなミュージカル映画なのだが、特に舞台自体がショービジネスの世界なので、尚更テンション高め。
とはいえ、最後は悲しい結末。流れ的に他の結末はなかったとしても、彼女の死という重い事実が、全体的に華やかで浮かれた作品の雰囲気から浮いているような感じがして、そのシーンの悲しみがすっきりと入ってこない印象が残った。
もっとも、ミュージカル映画なので、そんなことは気にせず、ショーとしての美しさ・華やかさを楽しめば良いだけなのかも。
1899年が舞台だが、ビートルズ、エルトン・ジョン、マドンナといった近年の音楽も取り入れている。違和感がなくもないが、主演二人が歌も見事にこなしているので、気にはならなかった。
美しい。。。
とにもかくにもニコールが美しいです。
全体的に映画自体がお洒落な感じでとても好きです。
人間が演じているんだけど、絵本的と言うかなんと言うか。
ファンタジーな香りがしてきます。
気分転換にたまにみたくなる映画です。
楽しませる気満々!
ドロっとした話と思いきや、冒頭から楽しませる気満々。
原題は「Moulin Rouge!」
邦題にも「!ビックリマーク!」付けたら良かったのに。ホントに勢いがあります。
スピードに軽く酔うような感じもありますが、舞台がムーラン・ルージュですから。熱を帯びた猥雑な雰囲気と、息を飲む美しいサティーン登場に、すっかり引きこまれました。
ミュージカルシーンには、愛のポピュラーミュージックが多数。楽しい仕掛けだと思いました。
作家の卵クリスチャンがひたむきで素敵。純な役のユアン・マクレガー、かなり好き、歌声も素晴らしかったです。
前半のニコール・キッドマンのコミカルな演技が生き生きして可愛い。サティーンの切ない運命と対をなしていて、お見事でした。
《音と映像》の花火
この作品をレイトショーの劇場で初めて観た夜・・・
鑑賞後に携帯に登録してあるアドレス全部に送信した・・・
『映画を観てとんでもなく素晴らしい気分になった』と
深夜に迷惑なを受信して
寝つきを悪くした人も多かったと思うが・・・
本当にこの気持ちを《一刻も早く》誰かに伝えたかった
こんなに胸が締め付けられつつも
胸が躍る体験は今までなかった←踊ってる
陳腐な表現しかできないけど 完全に《魔法》にかかった
映画館を出た時 目が音符になってた
ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーの役者魂が炸裂し
完璧な歌とダンスと演技を披露している
いったいどれだけのトレーニングとリハーサルを重ねたか分からないけど
血の滲む努力の成果だという事は間違いない
その2人を取り巻く脇役たち1人1人も同じで
主役を引き立てる完璧な歌と演技の《ハモリ》を入れてくる
CGを駆使した《見た事もナイ》きらびやかな映像も
PV以上に激しいカット割りも ただただ圧倒されるスゴさ
当時 某雑誌のレビューに良い意味で《映像の暴力》と表現されていたけど
その通り 《音と映像》にテクニカル・ノックアウトされる
《魔法にかけられて》というタイトルは
《ムーランルージュ》にこそピッタリだったかもしれない
この作品のDVDは親しい友人に何度もプレゼントした
バズ・ラーマン版《ロミオ+ジュリエット》が好きなら 観て下さい
《ミュージカル》が【嫌い】な人も 観て下さい
舞台のミュージカルでは絶対に実現不可能な《音と映像》の花火が観れる
落差が大きいほど悲劇は映える
1899年のパリのナイトクラブ【ムーラン・ルージュ】を舞台にしたミュージカル映画です。
作家を目指す青年クリスチャンとクラブの花形スターであり高級娼婦サティーンの悲恋が描かれます。
漫画チックで、しかも目まぐるしく変化する華やかな映像に目眩がしそうになります(笑)。そして、この作品のニコール・キッドマンは美しすぎます。反則です(笑)。
誰もが知っている楽曲を大胆にアレンジしているのも聴きどころですね。
ストーリーは良くも悪くもコテコテの悲恋物です。
ですが、華やかな映像と素晴らしい音楽、そして、ニコール・キッドマンの美しさが加わることで、ありきたりな悲恋物が名作に昇華していると感じます。
間違いなくミュージカル映画の傑作の1本でしょうね。
ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー
通勤時間を活用して、ポータブルDVDによる地下鉄内鑑賞を決行中!
分割で鑑賞しているため、感想文も分割となります
第1回目
1900年のパリという時代設定を活かす、2次元的で漫画的な表現を入れ込みながら、バタバタとエンンタテインメントの世界を描いていた前半は、ユアン・マクレガーが少年のような “はしゃぎっぷり” で
非常にフィットしていた。
しかし一方のニコール・キッドマンはそのキャラクターからか、正直言って
乖離感が否めなかった。
ところが「悲恋」、「死」という要因が強くなった後半から、あんなに前半は光っていたユアン・マクレガーの、
度量不足・貫禄不足
が徐々に露呈し、陳腐な存在に見えてきてしまった。
しかし、一方のニコール・キッドマンは反対に水を得た魚のように、
ペシミズムを華麗に身に纏い、
大立ち回りを演じていくのだ。今作はその中盤において、
主役の攻守交替が劇的に成されてしまった
ようだ。今後この悲劇的要素が強くなっていく終盤で、ユアンがどんな挽回策を講じてくるのかが非常に楽しみだ。しかし、このままずるずるとニコールに惨敗か?との危惧を感じてしまうのだが……。
第2回目
昨日はユアン・アクレガーの身の置き場の行方を心配しておりましたが、作品を全て観終った今は、そんなことなど、もうどうでもよくなってしまった。
なぜなら、この映画の終盤は僕の大好きな
【 「現実」 と 「虚構」 の交錯 】
が華々しく展開され、客観的に映画を俯瞰することなど、到底できなくなってしまったからだ。
無理やりに変更させられた劇 (愛) の結末。
その劇場に、排除されていたユアンが進入。舞台で演じるニコール・キッドマンに接触。そこから展開する
現実の彼らの想いと劇中劇の恋模様。
その二つの恋愛がパラレルに、同一人物で同一場所でグイグイと進んでゆく。しかもふと気づくとパラレルに進行しているとばかり思っていた2つの感情が、いつの間にか
一つの太い線に紡ぎ上げられていたのだ。
あー、やられた!
【 「現実」 と 「虚構」 の交錯 】
に 「夢見るようにねむりたい」 や 「陽炎座」 「田園に死す」 のごとく、その映画的構造に簡単にも感動させられてしまったのでありました。
総論 星3つ(星5つが満点として)。
映画的興奮は図らずも得られた。
映像効果もよく配慮されていた。
しかし、前半と後半のトーンのアンバランスは乗れなかった。しかもあんな結末。ご都合主義のお涙頂戴ものになりかねなかったのでマイナス星2つでした。
↓ 完成版はこちらまで
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