みんなのいえのレビュー・感想・評価
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なかなか面白い
伝統的な日本大工の田中邦衛とアメリカかぶれのインテリアデザイナー唐沢寿明のバトルが面白い。笑えた。
そして、あるきっかけで仲良くなる2人。1流の職人同士がおなじものづくりを土台に通じ合う、感動的だった。ココリコ田中もいい味出してた。
三谷幸喜の作品をひととおり、全部みたが、みんなのいえが一番面白かった。
三谷幸喜を絶賛までする気持ちには到底想像が及ばないが、みんなのいえは唯一面白いと僕にもいえる。
建築学講座
モダニズム対頑丈な家。大黒柱が無い、内開き、トイレは北側。色々と勉強にもなる。尺貫法については、建てるすんでのところでインチとの対立ってのは遅すぎる。こんな調子での棟梁とデザイナーの対決が延々と続き、やがて双方が日本の伝統建築を重んじていることがわかり、妥協点どころか最終的には仲良くなるお話。
妥協、こだわり、様々な思いのぶつかりあい。徐々に家が建てられる様子は金がかかってるな~という気分にさせられる。南大門の墨壺の話題なんかも面白いし、専門用語が飛び交う脚本にはよく調べたな~と感心するばかり。だけど、『ラヂオの時間』ほどは笑えない。「おとぼけマンション」の脚本家・・・ゴジラとか火星人とか出てくるの・・・要らない。
お決まり
お決まりのドタバタ劇でした。
ちょっと苦手な方が出てたので評価は低め。
デザイナーとお父さんのバトルが見物。
そして、デザイナーとお父さんが意気投合してからの旦那の挙動不審が三谷幸喜さんらしい。
人間の
小さな所、
気にしいな所、
嫉妬、
自己主張。
人間らしさが全面に出てた。
田中邦衛さん、職人ですね。
家造る役、ピッタリです👍
頑固者同士が織りなすドタバタ建築コメディ
夢のマイホームの建築に乗り出した飯島夫妻。
妻の民子の提案で設計を彼女の後輩で建築デザイナーの柳沢に、施工を父親で元大工の棟梁であった長一朗にそれぞれ依頼することになるが、、。
正反対の拘りだらけの2人が繰り返す爆笑だらけの衝突とそれを収めようと奔走する夫の直介を描いたドタバタコメディ。
よくある、正反対の性格の2人が衝突を繰り返しながらも互いを認め合っていく的展開を家の建築というテーマで描いた今作。
横文字だらけの建築法で近代的な家を提案する柳沢に対し、日本の家は木でなきゃいけねぇと昔ながらの職人気質で強引に施工を進めていく長一郎の戦いは、頑固さ強引さ歳の差(ンマイ)の面で折れない長一郎に対して柳沢が匙を投げるという展開で進んでいき、結構笑える笑。
お互いの建築に対する確かな腕と想いを互いに悟り、静かに認め合う中で仲介役として絶え間なく2人の間に入っていた夫の直介が彼らの関係の変化にやきもちを抱く構図が笑える。
ココリコの田中は普通に演技がうまいなぁと思っていたら超端役の遠アングルでココリコ遠藤も出演していて三谷作品は芸が細かいなぁと思った笑。
ほっこり
やっぱり大勢の人と仕事をするのは大変。特に職人気質同士だから、また大変。
それでもだんだんと互いを理解していく姿はかっこよかった。
真面目そうな夫のお母さんがキャバレーのようなところで働いていたり、ちょっと面倒くさい親戚がいたり。いろんな人が同じ家にいて、みんな各々楽しんでいる姿がよかった。
家にDVDがあった。嫁が八木アナのファンだったからのよう。確かにか...
家にDVDがあった。嫁が八木アナのファンだったからのよう。確かにかわいいが(笑)
みんな若い。唐沢君がかっこいい。田中邦衛もまだ元気だ。
職人どうしのぶつかり、協力、そして邂逅。
ところどころは面白いが、どこか平坦。もっと大きなヤマが欲しかった気がする。
いろんな人たちが総出演、的な感じが一番笑えるかも。玄関は外開きだろ(笑)
こじんまり まとめたなあ、という印象
内容は、こじんまり まとめたなあ、という印象。話に無理がなく、建築関係の知識は興味深い。しかし、騒動が始まるまでの時間が長く、全体的なテンポも悪い。1時間でまとまる話を、映画にするために間延びさせたようだ。
三谷 幸喜という有名脚本家が脚本、監督を手がけているので、もっと特別な映画を期待していただけに残念。次は もっと見た人の心に残るような作品を期待する。
自分の作品に誇りを持つ
三谷幸喜のラジオの時間でも語られたテーマである、自分の作品に誇りを持つということ
この作品でもそのテーマははっきりと語られる
作者の作品はその周辺の人々の意見などにより、徐々に違う作品に変わっていってしまうが、
それでも作者は自分の仕事、物、作品を愛し、誇りを持つことに意味がある
作中、終盤、海外のデザインに憧れを持ち、古くて手間のかかるものでも、自分のデザインを愛し、こだわりたい設計者と
工期を守り、最後まで作品を作り上げることが自分の役目だという大工(職人)のコミュニケーションは、どの仕事にも当てはまる普遍的な話だ。
最後に設計者は屋根裏に、創造的な絵や線を書くペンを置き、棟梁は正確かつ素早く線を引く墨壺を置く
三谷監督自身の作品に対する愛情やバックボーンがはっきりと伝わる、忘れられない作品となった
風はばかにできねぇぞ、風はよ
映画「みんなのいえ」(三谷幸喜監督)から。
ストーリーは、全体を通してコメディなのだが、
その合間、合間に、私をくすぐる台詞が満載だった。
特に、家を建てるとなると、十人十色のアドバイスをしたがる。
「家(うち)は頑丈なのが一番なんだよ」
「内開きのドアなんて聞いたことがねぇや」
「風水ではね・・・」などなど・・
その中で、一番気になった台詞は、田中邦衛さん演ずる父親役
大工の棟梁・長一郎さんが、呟いたアドバイス。
「風はばかにできねぇぞ、風はよ」
家を建てる場所を見に行って、若い夫婦に助言したシーン。
どんな家がいい、和風だ、洋風だ・・そんなことより、
建てる場所に吹く風の強さは大事だぞ、といいたげだった。
基礎よりも大切なこと、それは自然とどう向き合っていくか、
そんなことを教えていただいた気がする。
この台詞は、監督・三谷幸喜さんが
この映画で伝えたかったこととは違うかもしれないけれど、
ゴルフに夢中の私には、聞き逃せないフレーズだった。
「スィング、飛距離、正確さ」より「自然とともに・・」が
一番大切なことかもしれないな、と苦笑いさせられた。
和洋折衷温故知新
三谷映画の2作目
なかなか面白いお話でした
どう考えても最後にちゃんと家が建つし、頑固親父と自信家デザイナーは仲直りするって判ってしまうけどそこが安心して観られるところ
この二人に割ってはいるココリコ田中との関係も面白く出来ている
ココリコ田中の放送作家が作るつまらない画面はいらなかったような気がする
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