「拷問禁止」殺人の追憶 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
拷問禁止
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十数年振りに再鑑賞。貧しさと息苦しさが漂う1980年代の軍事政権下でのフェミサイド。警察も拷問して自白を強要したり、署内で部下に暴行したりと、社会暴力がメインに描かれていました。これは、当時の韓国社会全体が暴力に覆われているという軍事政権への批判にも取れます。
“20数年後も普通に韓国のどこかで暮らしている”というラストは、犯人が暴力の象徴に思えて、暴力の種はいつも私達の身近にあると言われているようでした。
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