メメントのレビュー・感想・評価
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マインドファック⇔リンチ
最近の「ピエロがお前を嘲笑う」を観て、「ファイト・クラブ」を観直して、「ユージュアル・サスペクツ」を観てからの「メメント」
ここのところマインドファック映画にはまっているのだが、この映画は上に挙げたどれとも少し違っている。最後に種明かしがあるところは同じだけれど、構成はもっと入り組んでいる。デヴィット・リンチの映画の様でもある
マインドファック映画はちゃんと種を明かして、「なるほど!そういうことだったのか!」てさせる、そこが面白み。
デヴィット・リンチ映画は「え!どういうこと?こういうこと?いや、こういうことか!いや、でもそうするとここは……。でもなんか面白かったなあ」ていう面白み。
どちらも好きだけど、もう一度観たくなる映画ってのは私の場合には後者の方である。
誰かが「デヴィット・リンチ映画と村上春樹の小説世界は似ている」と言っていたことを、上の文を書きながら思い出した。
確かに。やっと腑に落ちた。
名作
逆再生映画!
最高の編集遊びやんけ!
なんかスッキリしない
時間を遡りながらと言うのは、例えるなら、小説を最後の章から一章節ずつ戻りながら読む感じです。
この映画は、終盤(順送りで言う序盤)に秘密が隠されているので、そこを推理し、整理しながら観る映画でした。
めっちゃ疲れます。
時間が戻るパターンを掴むまではチンプンカンプンかもしれません(^_^;)
眠たい時は不向きですね。
Blu-rayの特典映像に順送りが入ってたら良かったんですが、それもなく、チャプターで指定しながら時系列で観るのもめんどくさかったので気になるエピソードや細かい設定は見直しませんでした。
面白い技法だとは思うけど、もう一回見直そうとまでは思えなかったのが残念です。
ストーリーや登場人物に、色々と疑問や不自然さが残るので、内容はイマイチ。
遡りながらのストーリー解明に、観る側の負けん気をくすぐる作品かな。
映画「メメント」の感想
絶対おすすめ!···ネタバレはないです。
怖そうで今まで見る気がしなかったけど、これは見て正解だった。特筆すべきはもちろん構成の斬新さでしょう。10分前のことを忘れてしまう=10分間しか記憶が持たない男が、妻をレイプし殺した犯人に復讐する、というストーリー。何といきなり復讐を遂げるシーンから始まる!つまり、映画は時間を遡るように進み、見ている観客にもその直前に起こったことが分からない、という主人公の記憶喪失の疑似体験をさせるということ。そしてラスト(事の起こり、つまり真実)シーンでのこの設定の使い方も上手すぎる。
···映画の中に有名なネタバレシーンがありますが、そんなに気にしなくていいと思います、とにかく楽しんで思いっきり騙されちゃえば。そもそもあの時間軸に自分の頭を合わせるのに時間かかりますし。
面白かった。すごく新鮮な映画体験でした。絶対おすすめ。
もしかしてこれがメメント
真実は?
複雑で単純
まずオープニングにシビれました!本作の注目ポイントである時間軸というものを感じさせてくれる映像でした。序盤から集中して観るべきです。我々は主人公と同じ状況に置かれます。そこから彼と一緒に謎を解いていく設定は、まるでヒッチコック映画のようで楽しめました。時間軸をいじっているので、とても複雑です。一つ一つのセリフ、行動がヒントになっています。おそらく一度で理解できる人は少ないと思います。しかし他の作品と違う点は、時間を逆にしているだけということです。つまり作品自体はとても単純な構造になっています。
それでも難しいということは、ノーラン監督のテクニックが凄いということですね。何回観ても新しい発見がある素晴らしい作品です。
どんでん返し
どんどんさかのぼる!
奇抜なのね、ノーランさん
『インセプション』を観た時も思ったけど、奇抜なんですね、ノーランさん。奇抜な脚本家って感じでしょうかね。初期から、こういう志向を続けてたっていうのが確認できましたよ。
で、『インセプション』は奇抜さの中に興奮もあったけど、『メメント』はちょっとアイディア先行しすぎかなって感じもしましたね。素朴に思うのは、これって時系列通りに撮っても良かったんじゃないの?ということ。もちろんそうすると結末は変えなくてはいけないでしょうけど、前向性健忘の人が復讐に奔走するってだけで、十分面白かったように思うんですけどね。巻き戻しになっちゃってるから、余計に頭使わされるし、巻き戻しで興奮が増したってことも特になかったように思うんですけどね。
『ダークナイト』が楽しめなかった私は、ノーラン監督は合わないのかもなぁ。
アイディアってすごいんだね
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