メメントのレビュー・感想・評価
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最高の編集遊びやんけ!
時間遡りの見せ方は、記憶が10分しか保てないレニーに感情移入させるのに、最高の編集だと思う。
見る側が「え?なぜこうなった」という状態がまさにレニーの心境なのだから笑
で、なぜここまで混乱するのかというと、遡りと進行形の白黒シーンも交えるからだろう。
これは監督の意地悪さを感じます笑
いくら細かに記録しても、記憶ほど信頼出来るものはないんだと痛感。
記録なんて記した人のその時の感情でなんぼでも捏造できるのだから。
なんかスッキリしない
時間を遡りながらと言うのは、例えるなら、小説を最後の章から一章節ずつ戻りながら読む感じです。
この映画は、終盤(順送りで言う序盤)に秘密が隠されているので、そこを推理し、整理しながら観る映画でした。
めっちゃ疲れます。
時間が戻るパターンを掴むまではチンプンカンプンかもしれません(^_^;)
眠たい時は不向きですね。
Blu-rayの特典映像に順送りが入ってたら良かったんですが、それもなく、チャプターで指定しながら時系列で観るのもめんどくさかったので気になるエピソードや細かい設定は見直しませんでした。
面白い技法だとは思うけど、もう一回見直そうとまでは思えなかったのが残念です。
ストーリーや登場人物に、色々と疑問や不自然さが残るので、内容はイマイチ。
遡りながらのストーリー解明に、観る側の負けん気をくすぐる作品かな。
映画「メメント」の感想
クリストファーノーランの一風変わった映画で、妻を殺した犯人を追いかける男のお話です。
主人公が短期間しか記憶できない障害を持つので、映画の構成もその主人公に合わせて、場面ごとに主人公が記憶を無くしてしまいます。
そして、最初の場面から過去に戻る構成により、少しづつ真相に近づいていく感覚はとても面白かったです。
やがて、他人だけが記憶障害を利用していただけでなく、自分自身もまた記憶障害を利用していたこと、妻の死の真相から逃げていたことが明らかになります。
主人公は新たなジョンGを探すのか、写真にメモを残すのか。絶望的な気持ちになります。
絶対おすすめ!···ネタバレはないです。
怖そうで今まで見る気がしなかったけど、これは見て正解だった。特筆すべきはもちろん構成の斬新さでしょう。10分前のことを忘れてしまう=10分間しか記憶が持たない男が、妻をレイプし殺した犯人に復讐する、というストーリー。何といきなり復讐を遂げるシーンから始まる!つまり、映画は時間を遡るように進み、見ている観客にもその直前に起こったことが分からない、という主人公の記憶喪失の疑似体験をさせるということ。そしてラスト(事の起こり、つまり真実)シーンでのこの設定の使い方も上手すぎる。
···映画の中に有名なネタバレシーンがありますが、そんなに気にしなくていいと思います、とにかく楽しんで思いっきり騙されちゃえば。そもそもあの時間軸に自分の頭を合わせるのに時間かかりますし。
面白かった。すごく新鮮な映画体験でした。絶対おすすめ。
もしかしてこれがメメント
面白い。内容の割りに娯楽性は低く、そこはさすがNolan監督というところ、知的な作品。しかしだからこそテンポのよい展開ながら長く感じる人も出てくると思います。
そして最後まで観ても完全に理解しきれないかもしれません。DVDの特典に時系列版というのが入っているのでそれを観てみるのがいいかも。
Mementoというのは形見やお土産のこと。最後まで観て初めてわかりますが、まるで体中のタトゥーのこと。恐らくはひとつずつ増えているのでは?
真実は?
誰が本当のことを言っているのか嘘をついているのか、良いやつなのか悪いやつなのか観るにつれてどんどんわからなくなって、それを見抜こうと見入った作品でした。
一回観ただけじゃ頭に?がいっぱいで解説に頼ることですんごくすっきりしました。
観直もできるDVDで観て正解だと思った作品でした。
複雑で単純
まずオープニングにシビれました!本作の注目ポイントである時間軸というものを感じさせてくれる映像でした。序盤から集中して観るべきです。我々は主人公と同じ状況に置かれます。そこから彼と一緒に謎を解いていく設定は、まるでヒッチコック映画のようで楽しめました。時間軸をいじっているので、とても複雑です。一つ一つのセリフ、行動がヒントになっています。おそらく一度で理解できる人は少ないと思います。しかし他の作品と違う点は、時間を逆にしているだけということです。つまり作品自体はとても単純な構造になっています。
それでも難しいということは、ノーラン監督のテクニックが凄いということですね。何回観ても新しい発見がある素晴らしい作品です。
どんでん返し
とにかく脚本が斬新で、さすがクリストファーノーランって感じです。消えないメモを残しすために、体中に刺青を入れるなんて思いつきません。
時間を遡っていき、最初は訳のわからなかったピースをパズルのように組み合わせていく...。話が進むにつれどんどん引き込まれ、「なるほどっ」と思ったら「あれ?違うなー」となり...最後はあのどんでん返し。ガイピアーズも細マッチョでいけてる。
しっかり映画を観た後に、解説を読むとより本作の深いところまで知ることができます。
おもしろかったです。
どんどんさかのぼる!
時間をさかのぼる様子の描き方が、天才だと思いました。
どんどん明かされていく謎、そして主人公の記憶障害を利用して行われていく出来事…
主人公と同じように「誰が犯人!?」と、最後までドキドキしながら観れました。
ハラハラした!
奇抜なのね、ノーランさん
『インセプション』を観た時も思ったけど、奇抜なんですね、ノーランさん。奇抜な脚本家って感じでしょうかね。初期から、こういう志向を続けてたっていうのが確認できましたよ。
で、『インセプション』は奇抜さの中に興奮もあったけど、『メメント』はちょっとアイディア先行しすぎかなって感じもしましたね。素朴に思うのは、これって時系列通りに撮っても良かったんじゃないの?ということ。もちろんそうすると結末は変えなくてはいけないでしょうけど、前向性健忘の人が復讐に奔走するってだけで、十分面白かったように思うんですけどね。巻き戻しになっちゃってるから、余計に頭使わされるし、巻き戻しで興奮が増したってことも特になかったように思うんですけどね。
『ダークナイト』が楽しめなかった私は、ノーラン監督は合わないのかもなぁ。
アイディアってすごいんだね
まさにアイディア勝ちな映画。
最初は起きていることが理解できずに混乱するが段々と話がつながって行く感覚はともすれば快感に近い。
平凡な話の断片を追うのではなくストーリーにもひねりを加えているから一度見終わった後も
再度見直し、考察したくなる。
初見の人間が見たらどう考えるか、どこまで理解が進むかを、作り手側なのに観客の気持ちに立ち制作できるスタッフだったんだろうなと感服するばかり。
ただ後味がいいものとは言い難く悲しみと虚しさが残る点が個人的には惜しかった。好きではあるのだけど。
どこかにひとつ救いがあればなお良かったかな。
やっぱノーランはすごい
少し混乱してしまう構成だけれど全部見終わると、あぁなんかよくできてたなぁと思う映画です。
ある意味最初に結末を見せているんだけれど、なぜそうなったのかわからない為に冒頭である結末を見ないとつじつまが合わないというか、なぞが残る形になる。
眠る度、シーンが変わる度に一つ前に戻っている分かれば、なんとか追っていける感じかな。
なぜ服を着替えたのか?そことか、他にも色々ともう一度見ておさらいしたいと思わされる映画だった!
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