「中谷美紀でなければ」嫌われ松子の一生 さくさんの映画レビュー(感想・評価)
中谷美紀でなければ
小説は読んでいたが劇場まで足を運べずにいた作品。
中谷美紀でなければここまで松子という人間を愛らしく、バカらしく演じる事はできなかっただろうと思う。
松子にはぞっとするほど共感することも多く
それゆえ、見ることを拒むところもあったのだが
やはり中谷美紀
見るものを暖かな気持ちにしてくれた。
幸せとは何なのか、愛に生き愛に死に
ただ愛されたかった、ただ愛されていないと思っていた、それだけの小さなことが
松子の人生を支配し人生をただそれだけのために費やした。
そんな彼女の悲しくもおかしく、そして美しい人生は
女優、中谷美紀によって輝いた。
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