ロスト・イン・トランスレーションのレビュー・感想・評価
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オリエンタリズムな眼差しに晒されたトーキョー
ソフィア・コッポラ監督作品で、第76回アカデミー賞脚本賞受賞作品。
今観ると、ひと昔前のトーキョーをオリエンタリズムな表象で描いた作品だなと。
ビル・マーレイ演じるボブ・ハリスやスカーレット・ヨハンソン演じるシャーロットがトーキョーに馴染めない様は人間関係の分かり合えなさを表現しているんだなと、観終わったあとに思った。確かに言語や文化の違いでより象徴的に表せる。
ボブとスカーレットは結局、恋愛関係になってしまうんかいと思ってしまった。
あとエンドロールで「風をあつめて」が流れてなんかいいなと思った。
カラオケでSex Pistolsの「God Save The Queen」歌うのもよかった。
マシューTVが懐かしい
迷子の男女のオシャレ映画。でも抽象的すぎない
外国人から見た日本について、字幕化するとこういう表記になるんだな〜と勉強になった。
オシャレ映画は雰囲気だけの難解モノが多いけど、この作品は何を伝えたいのかきちんと伝わってきた。どこか満たされない思いを抱えた男女が英語の通じない異国で出会い、心の隙間を埋め合っていくうちに、見失っていた自分を取り戻していく…。
洋画でよく出てくる謎日本ではなく、ありのままの日本が描かれているところも良かった。確かに客観的に見たら日本のここって変だよな〜と気付かされた。(性接待やら、自分の名前を叫んでいるだけの選挙活動やら…。)
エンドクレジットではっぴぃえんどの「風をあつめて」が流れていたし、この監督、言葉が通じなくてもセンスの良いものちゃんとセレクトしてくるな〜!エグゼクティブ・プロデューサーには親父さんの名前が。父親譲りの才の持ち主だわ。
藤井隆のマシューの扱いは少し雑だったけど…!あの人もっと面白い人なんだってば〜!!
20年前に観てなくてよかったのかもね
映画「ロスト・イン・トランスレーション」長い間、もう観てたと思ってた😚
Amazonプライムからレコメンドされて鑑賞
ソフィア・コッポラ監督が2004年アカデミー脚本賞貰った、ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンセンが主演した東京を舞台にした大人のラブストーリー🗼
20年前に観ていたら、若過ぎてなんだか分からないだけでなく、映し出される日本の光景や場面に気を取られ過ぎて、この作品の深みや味わいには到底気づくことはなかったろうな
「己の正体と欲望がわかって来ると 大抵のことは平気になる」
佳い台詞だなぁ
ロストイントランスレーションとは通訳でこぼれ落ちてしまうニュアンスのこと
言語のことだけでなく人間関係にも当て嵌まる
今夜はとても沁みてくるよ♪
ふぁいふぁいふぁ〜い(=^x^=)
ソフィア・コッポラ監督の日本
藤井ちゃん(藤井隆さん)が出るんだな〜くらいの前情報で観ました。
舞台は新宿のパークハイアットホテルと、TOKYO!
パークハイアットは一度だけ泊まったことのあるので、わぁーーとなりました。
ホテルの景色と、ビル・マーレイ演ずる中年俳優と、旦那の仕事で日本に連れてこられた若妻。
ホテルの窓辺からの新宿の街並。
大御所コッポラ監督のお嬢さま、ソフィア・コッポラ監督。
彼女の日本での実体験がかなり使われているそうで、すごく日本の表現がリアルでした!
カラオケ、京都、渋谷…
オシャレなシーンがたくさん。
見覚えのある街並みが出てくるのも
テンション上がります。
Bunkamuraで見てよかったです。
あとで解説を見たら、渋谷のスクランブル交差点や、撮影許可の降りない東海道新幹線なんかもゲリラ撮影したとか!
あ、マシューだぁ!
大好きでした、マシュー南!
20年前なのかぁ…遠い目
エンディングの「風をあつめて」といい、
今の気分にとても合ってました。
観に来てよかった。
散策や旅行好きは楽しめると思う
失われた訳 そう言えば、この映画の日本人の女性通訳は役立たず♥
日本がまだ世界から相手にされていた頃のお話である。
また、
日本に限ったことではないが、TVが許容を超えた時代だと思う。つまり、コンテンツの数が人間の数と時間の数値よりも上回ったと言う事だ。一人の人間に対していくつものチャンネルが存在した時代。つまり、コンテンツと言う物欲に市場主義は人類を追い込んでいたと言える。演出家には言いたい。アメリカだって同じだろって。
だがしかし、日本はそう言った事を何一つ疑問に思う事なく現在に至っている。
そして、例の震災で世界のお立ち台から降りる以外道は無くなってしまった。つまり、世界経済に於ける日本のキャピタリズムの役割が、日本人には、間違って伝わってしまっていると言う事だと思う。そして、悲劇は世界よりも早く訪れたと言う事だ。
さて、エネルギー産業も含めた現在の産業界も、一部の経営者を除いて、未だに旧態依然の産業を残そうとしている。そして、それを容易にする為の短絡的な手法だけにこだわっている。
本来は、産業そのものの形を変えねば日本の産業は再生しない。アメリカ欧州中国そして韓国の後追いしていても今更遅い。だからこそ、日本に取っては良い機会なのである。いずれ、世界のキャピタリズムは現在の日本の様な事態に陥る。日本は運良くそれを先進している。言い換えれば、キャピタリズムの先進国なのだ。
アメリカの俳優はTV番組すら出たがらない。言うに及ばず、アジア系の映画やテレビ番組なんてもってのほかで、コマーシャルに至っては芸を削るようなもの。らしい。
最後の細魔◯晴臣さんの歌を聞くと太田◯彦さんの日本◯酒屋紀行(?)を思い出す。あの頃はまだ良かったよ。そろそろ陰りは見えていたが。
ソフィア・コッポラ監督作を初めて観た
ソフィアの見た東京、日本の優しい姿がある。
皮肉とユーモアとあたたかさと。
Bunkamuraで鑑賞。
ワンショット目のスカヨハのお尻のシーンからぐっと惹かれる。
日本の(定型化された)おもてなしがとても、皮肉めいて描かれており、とてもとても面白い。
対比して描かれる、ボブとシャーロットのアメリカンジョークがなんともオシャレでこちらも面白い。
スターであるボブに対して、妻のようにぞんざいにでもなく、日本人のように丁重にでもなく、尊敬をもってフランクに接してくれる、シャーロットとその仲間に心が打ち解けていく。
日本という異質であり、(外国人からしたら)不思議な世界の中でそれにきづいていく。
京都のショットはひたすらオシャレだし、病院でのおばちゃんとのやりとりもサイコーだ。
最後はしっかりあたたかくしめる。
二十年前に、思いを馳せながら、素敵な作品を観ることができた。
18才
ソフィア・コッポラ監督の代表作と聞いていたし、色んな雑誌の映画特集でも取り上げられていることが多い本作。
ビル・マーレイの作品を観ている人からしたら、本作での細かい演技に、吹いて笑ってしまうと思う。
スルメのような噛めば噛むほど感じ。
スカーレット・ヨハンソンの落ち着いた演技も良い。
あと、めちゃくちゃ可愛い。
彼女の一番ベストの時じゃないかな、ローマンホリデイにおけるオードリー・ヘップバーンのような。
役の設定上はイェール大学を卒業して間もないとなっているが、後からチェックしてみたらこの時の実年齢18才ということを知り、びっくり!
またカラオケのシーンが印象的だが、スカーレット・ヨハンソンが歌うBrass in Pocket, ビル・マーレイが歌うエルビス・コステロやロキシーミュージックなんかの選曲のセンスも、さすが。
2人の感情の交わり具合を機微に描いたココのカラオケシーンは、作品の最大の見どころだと思う。
スクランブル交差点、新宿の靖国通りのネオン看板、新宿西口の雑踏など、見覚えのあるシーンがたくさん出てきて、観ていてうれしくなってしまう。
エッチなシーンも出てきそうな雰囲気だが、全く出てこないのも潔い。
パークハイアット、サントリー響とコマーシャルもしっかり入れ込んでいるのは、プロデューサーの手腕ですかね。
今じゃ欧米人にとっては日本の代名詞となってるし。
映画館で大きなスクリーンと良い音響の会場で観れて良かった。
女性ウケが良いとは思うが、男の自分からしても幸せな気分になる。
20240103 ル・シネマ渋谷宮下
東京ストーリー
今の観光客が求めている「東京」の原点なのかな。ウイスキーも高くなったしね。
避けようのない孤独と少しの安らぎがよく描かれている。2人の心が少しずつ通い合っていく過程も丁寧。
エドワードヤンの台北ストーリーみたいね。東京のホテルが出てくるのはヤンヤン夏の思い出か。
東京の夜遊び。HIROMIXや藤原ヒロシなんかもいて、私には近くて遠い世界だったなあ。
やる気なくてもCMで200万ドルももらえたらうらやまし。東京の西洋コンプレックスを批評的に捉えていたと思うし、私たちにとっての東京の発見にもなったんじゃないかな。
パークハイアットはもうちょっと設備が古くなってきたけどなかなか良いホテルにみえる。新宿という地も、ちょっと孤立した立地も映画に合っている。ホテルはだいぶ得したんじゃないかな。
スカーレットヨハンソンは声がいいんだね。
これ、日本語わからないでみたらもっと面白いんだろうなあ。
何時間でも観続けられる稀有な映画
ドキュメンタリーのよう!"東京"の中で過ごすアメリカ人
東京、新宿、渋谷、こんな感じなんや
そう言われてみれば
映画館を出てからの渋谷パルコの周辺の
景色は、そのままでした
で、そんな東京で退屈に、ストレス満載で
時間を過ごす2人
家庭、仕事、恋人、家族、ホテル、バー
もう、いたるところが、ストレスばかり
これが、日常ということなんだね!
では、ストレスレスは?
の答えは、映画では答えてくれませんでした
ソフィア・コッポラ監督の視点が
素敵でした
あ、そうそう
CM撮影シーンに、眞木準さん(コピーライター)が、ぽろっと出てましたね(笑)
「ハッピーエンド」がかかるとは!
👍
誰のアイデアでしょうか?
lost in translationって...
ソフィア・コッポラ監督が主演のスカーレット・ヨハンソンに自分を投影させてTOKYO、日本にきて感じたことをそのまま綴ったドキュメンタリー的作品、といったところだと思います。彼女の気だるい外国人の視点、女性の視点でTOKYOの滑稽なポップカルチャーや男性社会、エンタメ業界のアホらしさを皮肉っています。時折出てくる誇大化された日本人像。ユーモアのつもりかも知れないけれど日本人の私には苦笑いが精いっぱい。思わず「切り取るところ間違てるやろっ」とつっこみたくなる部分もチラホラ。原題からしてこばかにしてますよね、lost in translationって...いずれにせよFFコッポラの娘だからこそ成立した映画と言って差し支えないと思います。そんな感じで、いろいろ背景想像しながら観ると結構楽しめたりします。
言葉はいらない….?
客に料理させるしゃぶしゃぶ
男(ビル・マーレイ)はハリウッドスターで、日本の洋酒CMを撮るために来日、女(スカーレット・ヨハンソン)はカメラマンの夫の仕事に同行して来日した。
同じホテルに泊まっている二人は、なかなか寝付けず、ひょんなことから夜の東京を彷徨うことに。
日本のポップカルチャーを面白がり、敬意を払いながら日本の独特な文化を切り取っている。
コッポラ・ファミリーの作品で、脚本はアカデミー賞を獲っている。
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