ロード・オブ・ドッグタウンのレビュー・感想・評価
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Z-BOYSの輝く1970年代当時をリアルに再現
アメリカ西海岸ドッグタウンでの実話で、1970年代当時のクルマや文化などが再現されていて、とても見ごたえがあった。 青年たちのスケボーシーンは迫力満点。 兄貴分的な存在のスキップに扮するヒース・レジャーの演技もすばらしい。 魅力的なBGMが印象深い。 女性監督キャサリン・ハードウィックによるカッコいい演出でキラキラ輝いている。 輝くところには陰が発生する。 落ちぶれるスキップにも焦点を当てていて深みがある。 モデルとなったZ-BOYSの指導による出演者のスケボーの練習は、円盤の特典映像に収録されている。
貴重なスケボーカルチャー黎明期
街の不良が悪いことしながららスケボーしてバカやってスケボーして、チームつくってそこに嫉妬やライバル心や連帯や友情もあって、スポーツ大会然とした大会に殴り込みかけてスポーツマン精神ではないサブカル的なスケボーカルチャーのステージ押し上げて、そこからビジネスやシステムに参入したりしなかったり。今となっては、日の丸はりつけてオリンピック競技になってしまってそちらの方が驚きだが、こういうシーンがもりあがって行く様を垣間見ることができるなかなか貴重で面白い作品だと思う。
カルチャー?
スケボーやサーフィンがスポーツではなくカルチャーと呼ばれるのはなぜだろう。
今じゃオリンピック競技にもなっているのに。
スケボー、スノボ、サーフィン。
偏見だというお叱り覚悟で書くけど、自分が古臭い人間のせいだと思うが、ボードものにはなんか「チャラい」とか「不良」というイメージがある。
本作品で、それがあながちかけ離れたものではないと改めて感じてしまったのだが、少しはわかってもらえるだろうか。
他のスポーツで、あんなに羽目を外すことってそうない気がするんだよね。
若気の至りかもしれないが、犯罪スレスレの不法侵入、破壊、なんと言っても周りに迷惑かけてるよ。
それをカルチャーと呼んでしまうと、偏見の目で見られても仕方ないのかなと。
真面目か!と茶化されそうだが、そう思ってしまうのは否めないのである。
調子に乗って羽目を外すシーンが多くてうんざりもしたが、最後には家族や仲間を大事にするところはよかった。
なんとか最後はまとめた感じ。
闘
最高映画🎞
スケボー出来ない俳優さんがここまで出来るなんて凄い!
迫力ある映像も凄い良かった!
高め合う仲間、でもバラバラになるけど、、、
青春ストーリーですね
ヒースレジャーが出ていて嬉しい😆
それにしても兄妹同じ部屋でヤルのが考えられん笑
レンタルで鑑賞
特典映像で実在の人物出てきてレンタルで良かったと思いました笑
チームものの良さが描けていない…。
実在したスケートボード集団「Z-boys」を題材にした伝記映画。
チームの生みの親であるスキップを演じるのは『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』『ブラザーズ・グリム』の、後のオスカー俳優ヒース・レジャー。
製作総指揮を務めるのは『セブン』『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー。
2021年開催予定の東京オリンピックから正式種目となるスケートボード。この機会にスケボー映画を鑑賞!
舞台は1970年代のカリフォルニア州ヴェニスビーチ。
そこで生まれたスケートボードチームが「Z-boys」。
全世界で巻き起こるスケートボードブームの火付け役らしいです。
スケーターの間では有名な人たちなんだろうか?
「Z-boys」の中心メンバーだったトニー、ジェイ、ステイシー、エドの4人に焦点を絞り、彼らの掴んだ栄光と葛藤が描かれている。
はじめはただ好きな事が出来るだけで満足だったはずなのに、過分な成功を収めた結果、友情にヒビが入り、それぞれ別々の道を歩むようになる…。
チームやグループが描かれる作品にはありがちな物語ですが、栄光の日々からの転落、そして最後に残された希望とは何か、という普遍的なシナリオはやはり観るものの心を掴む。
しかーし、この映画にはチーム崩壊もののカタルシスがない!
というのも、それぞれのキャラクターの破滅的な振る舞いや蛮行、三角関係などの不和を描くことに終始するあまり、Z-boysというチーム自体の描写が希薄であるように感じられるからだと思う。
映画の序盤でスキップが街の不良たちを集めてチームを結成。練習を積み大会に挑む。
この序盤はこれから盛り上がる雰囲気がプンプンして良かった。
しかし、そこからチームでのまとまった描写がなくなり、主に主要人物4人だけにクローズアップすることで映画は展開してゆく。
4人は勝手に他人の庭に忍び込み、水のないプールで好き勝手に滑りはじめる。
これは「プールスケーティング」という、その後のスケボー文化の革命とでもいうべきプレイのようです。
これを描写したかったというのはわかる。Z-boysを描くにあたり絶対に避けられないものなんだというのもわかる。
でも、それとは別に監督のスキップを含めてもっとZ-boysというチームの一体感や活躍を描いて欲しかった。
チームが描けていないうえ、Z-boysはいつの間にやらスター集団になっており、成功へのプロセスを楽しむこともできない。
監督は4人の人間関係を重点的に描こうとしたのだろうが、やはりこの題材ならもっとZ-boysというチームとスケートボードという競技をしっかりと描いて欲しかった。
有り余るパワーをスケボーにぶつけるという、若者たちの青春ストーリーとしてもっと感動的な映画にもなり得たと思うのだが、実にもったいない…。
自分のようにスケートボードに興味がない人間には少々退屈かもしれない。
終盤になるまで主人公たちの顔と名前が一致しなかったのは映画のせい?それとも自分のせい?
こんなやつらまわりにいたら最悪
とくにスケボー、ストリートカルチャーに思い入れがあるわけでもないので、客観的な感想。 前半、こんなやつらまわりにいたら最悪だな、と思った。道で妨害、列に並ばず賄賂、レストランで因縁つけてケンカ、住居不法侵入、などなど、うざいだろうな、と。 で、それぞれがスポンサー付けて大会出るあたりまで、ずっと同じトーン。終盤で一気まとめる展開で稚拙な感じもある。 でも、このざらっとしたいい加減さにインパクトがある。どいつもこいつもちゃらいしキャスティングもすばらしい。
伝説的スケーター&ロック&ファッション
10代の有り余ったパワフルな行動力と甘酸っぱい青春、環境の変化で変わってゆく人間関係が実話に基づいた話だけあってとてもリアリティのある物語でした。 また、スケートファッションの先駆けというか元祖というか、70年代の出来事なので、この時代スケートファッションが流行ったからこそここから20年後の90年代のグランジファッションがあるのかなとも思います。 音楽と共にファッションも少しづつではあるが変化してゆくものなので、70年代〜90年代のロックとファッションが好きで学生時代はsk8をやってきた自分にとってはとても楽しめる映画でした。 物語だけでなく作中で流れる曲や当時のファッションもかなり見応えある作品となっていると思います。
青春はこうあるべき!
いじめ、恋愛、成功体験、挫折、家族問題、病気、いろんな要素が絡み合い、4人のボーイズの物語が重なる。青春映画はこうでなくっちゃ。何度も見たい。俺はできないし、やりたくない。はちゃめちゃな人生、乱闘、悪いこと。疑似体験できる。音楽もいい。あとで、これが実話を基にしてるって知ってすごい驚いたわ。
迸る若さと情熱
総合80点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
貧困層が多い地区に住むそれぞれ事情を抱えた無軌道で粗野な若者たちがスケートボードにはまり、遂には意図せずともそれを文化として創り上げていく姿とその内幕を描く。
登場人物たちは時代のせいもあり出身地区のこともありかなり素行が悪い。あえて競技に関係のない犯罪の場面と女の裸は描かれてはいないようだが、彼らが行った犯罪は他人の家に侵入して勝手にプールを使っただけではないはずだ。身近にこんな奴らがいたらたまったものではないが、彼らの迸る若さと情熱が新しい文化を創っていく姿は面白い。小さく平らな場所で規定に沿って行われた最初の競技会のなんとつまらないことか。彼らが型破りでより凄いものを追求するから面白い競技になり人々を熱狂させた。
そんな彼らの人間関係や物語の展開が面白かったし、素早く切り替える演出と出演者のすぐ傍での目線の近い撮影が進行が早く迫力があった。音楽の使い方も良いし、彼らの若さゆえの暴走が映像から伝わってくる。最後のほうはただの趣味が大金が動く世界へと変貌しみんなばらばらになりしんみりとした雰囲気で寂しさが漂ったまま終わってしまうのだが、彼らが情熱をぶつけた時代の軌跡には惹きつけられた。
サーフィンにスケボー、かっこいい! 経験のなかった出演者たちが特訓...
サーフィンにスケボー、かっこいい! 経験のなかった出演者たちが特訓してこなしたというのが驚きだ。 友情、栄光、別離、そらそうなるよな、実話ベースなのでリアリティがあります。そして再会、それぞれの道。 良かったとは思うのですが、どうもアメリカの若者(バカ者)事情は好きになれません。 盛りのついた犬かと思えるパーティー、すぐに食べ物を投げ合う乱闘。大麻、あげくの果てには他人の家に入り込む。完全に犯罪です。しかも、どうもそれをかっこいいとしているような感じ、裸同然のおかんもいやだー(笑) 見てる分にはいいが、どうか日本はこうならないで欲しい。若気の至りも節度は守って欲しいものです。
ひとつの青春映画として傑作
S・ペラルタがZ-BOYSのドキュメント映画を撮ってから数年後に伝記映画としてあの三人を中心に描くなんて公開当時はテンション上がった!! 多少、美化されていたり過剰な演出もあるが少年少女たちの躍動感に70年代の雰囲気もバッチリでスケートの知識など無くても純粋に青春映画として楽しめるしステイシー、トニー、ジェイを演じた三人の若手キャスティングが絶妙。 特にJ・アダムスを演じたE・ハーシュはピッタリな役でハマっていたし格好良かった。 S・ペラルタにJ・アダムスやスキップなど本人がチョイ役で出ていたりランス・マウンテンにトニー・ホークとスケート好きには堪らないサプライズ感も粋な計らいで素晴らしい。 アメリカの古き良き時代に文化を見事に描写した羨ましいくらいに憧れてしまうヤンチャな彼奴ら! 音楽にスタイルも違和感無くストーリーに映画全体のLOOKも素晴らしい傑作。
70年代スケートカルチャー創世記、日本にもジワジワと流行が流れてく...
70年代スケートカルチャー創世記、日本にもジワジワと流行が流れてくるのを子供心に感じてた。 ブームが動き出す初動を忠実に再現してるようで、音楽やファッションともリンクしている正しくムーブメントだった。 個人的にビッグウェンズデーとも重なるような、若者各個人の青春日記みたいだった。ヒース レジャーも良い脇固めていい感じだし、話しの展開もわかりやすく見やすい。観てて飽きなかった。 ちょっと最近実話ありきが良しとされる事が多くて飽きてきたけど、こいつは良い映画だった。
ハードルあげすぎちゃった
フィンチャーが制作総指揮とのことでウッキウキで買ってみたが、フィンチャー節が一切見られず。 疑問に思い調べて見たら、最初は監督に乗り気だったフィンチャーが今までにないアングル&演出でボードを走らすシーンを撮りたいと言い出し、予算が軽く倍増してしてしまいフィンチャーが降りたらしいですね('・c_,・` ) 好きな映画は?と聞かれて、この作品を挙げる人は10代の頃のヤンチャしてたでアピールしたい人じゃないかな。 自分は好きな映画はBGM感覚で流す人間ですが、 たぶんこれは流さんです。一回でいいや。 でも仲間と遊ぶのと仕事との葛藤とか、連れと女を取り合うのとか青春映画としては楽しめると思う
ドンピシャ
映画云々の前にもう世界観が好き。
1970年代のアメリカ特有の退廃的な庶民感とビッグビジネスの華々しさのギャップを感じさせてくれる。
よく俳優にここまでスケボーやらせたな笑、とスタッフも俳優陣も尊敬に値する。
最も多感な時期に、ローカルの上下関係の中で「ノリと勢い」を武器にカッコ良さを求める少年達。
先輩は金儲けに走り、やがてローカルな上下関係など取るに足らないショービジネスの世界へと道が開かれていく。
少年達がビジネスや家庭の問題などで自由でいられなくなる過程は、見ていて辛いがとても丁寧に描かれている。
ノリだけでなく挫折もしっかり描いた面で、この映画は他のティーンズ系の映画やロードムービーとは一線を画している。
更に、ドキュメンタリーである事も面白みを増している。
DVD版では主人公3人の本人が自ら役者にテクニックを伝授したり、臨場感のあるスケボーシーンの撮影風景など、かなりボリュームのある特典映像があり、これもかなり面白い。
恐らく、映画に描かれている以上の複雑な問題や関係があり、本編のようなエンディングでは無かっただろうに、モデル本人が協力して製作できた事は奇跡かもしれない。
この作品で、エミールハーシュのファンになりました。
It's cool!!
この作品はストリートのリアルな背景とスケートボード流行の背景が実話をもとに再現されていて、とても格好良くまた現実的なはなしだった。
スケートボードのテクニックに魅了されることはもちろん、実話がもととなっているので、富や名声などによって崩れていく人間関係などはなかなかリアルだなと感じた。
最後には、友人の病気がきっかけで元に戻る彼らだったけど、このきっかけがなかったらどうなっていたのかとも思う。
とにかく、このアメリカならではのストリートスタイルは憧れる人は憧れる、格好いい作品だろう。また、スケートボードに興味がある人は一度見ておいて損はない!
二度と戻らない青春
いつもベタベタして、ツルんで最高だの絆だの言うのが友情ではないと思う。離れ離れになり違う道を選び、嫉妬したりライバル心を燃やし、でもアイツの事がいつも頭から離れない。僕にはその方が真の友情に感じる。 過ぎさった青春時代に戻れる人生の一本。
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