「こんな宝石を観逃してたなんて」リトル・ダンサー しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな宝石を観逃してたなんて
ロケットマンに魅入られなかったら
この映画に辿り着かなかったかもしれない
初っ端からどん尻まで心が震えっ放し。
炭鉱に依存するものの不況に喘ぐ
閉塞感に満ち満ちたどん詰まりの街
男は男らしくと頑なな父親が
息子の才能を潰さぬようにと
がむしゃらに奔走する姿が泣かせる。
組合を裏切り責める長男と抱き合う光景
これはもう涙なしには見られない。
リー・ホールの脚本の説得力ある世界観
気丈でユーモア溢れるお手伝いさんな印象の
ジュリー・ウォルターズの新たな魅力
心踊るラストシーンに向けて再度震えたい。
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