劇場公開日 2001年1月27日

「こんな宝石を観逃してたなんて」リトル・ダンサー しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0こんな宝石を観逃してたなんて

2020年2月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

ロケットマンに魅入られなかったら
この映画に辿り着かなかったかもしれない
初っ端からどん尻まで心が震えっ放し。

炭鉱に依存するものの不況に喘ぐ
閉塞感に満ち満ちたどん詰まりの街
男は男らしくと頑なな父親が
息子の才能を潰さぬようにと
がむしゃらに奔走する姿が泣かせる。
組合を裏切り責める長男と抱き合う光景
これはもう涙なしには見られない。

リー・ホールの脚本の説得力ある世界観
気丈でユーモア溢れるお手伝いさんな印象の
ジュリー・ウォルターズの新たな魅力
心踊るラストシーンに向けて再度震えたい。

しげぴい