「青春の意味」リンダ リンダ リンダ 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
青春の意味
ブルーハーツの「リンダリンダ」はよく聴いてました♪「ドブネズミ」がフックになっていて、「写真には写らない美しさ」とか、「愛の意味を知って下さい」とかがブスッと心に刺さります。甲本ヒロト自身が「リンダが誰か、僕にもわからない」と言ってるように、隙間だらけの歌詞から聴いた人が自由に想像を広げていけるのが魅力かなって思います。と書いていて、ふと思い出したのが、フジファブリックの「若者のすべて」。歌詞、演奏、唄、すべてが大好きな楽曲です(余談です…笑)。さて、今作は、学園祭で「リンダリンダ」を演奏するまでの数日間を淡々と記録しているような作品。敢えて当てはめるなら、「ドブネズミ」の部分が韓国留学生ソン(ペ・ドゥナ)の存在のようにも感じました。日本語もまだ勉強中、バンド経験もないソンがたまたま通りがかりに誘われるという意味のわからない設定によって、この作品がドラマとして動き出し、観ている人それぞれが自分の青春を重ねられるのでしょう。
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