「外国人が思う「武士道」を描いた作品」ラスト サムライ ゆずさんの映画レビュー(感想・評価)
外国人が思う「武士道」を描いた作品
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ネイサン視点から「日本」を捉えていて、面白かったです。笑顔の裏の気持ちは分からない、村人達は皆鍛錬に励み堅実である、天子様に命を捧げることの正義、等。
ネット上では批判もありますが、日本人女性はキスをしないとか、話に影響を与えないような細かいことはどうでも良いことです。
ネイサンは、南北戦争で原住民を殺した罪意識に苦しんでいました。しかし、日本における「原住民(=生き残った侍達)」と共に闘い、日本が守るべき大切な何かを一緒に守ったことに意味を見出したんじゃないでしょうか。
この時代、欧米列強に対抗する為に新政府はこれまでの正義を全て破壊する荒治療をします。武士達は混乱し対立していく訳ですが、自らのこれまでの生き方を貫く姿はやはり同じ日本人として心を打たれます。そこに着目して映画化されたことは嬉しく思います。
あくまでネイサン視点というところで私個人としては感情移入しきれなかったところがあり、評価は3にしました。良い作品だと思います。
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