死霊のはらわた(1981)のレビュー・感想・評価
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あの森から迫る演出は強烈
山小屋に泊まるパリピな若者たちがうっかり死者の書を読んでしまい悪霊を呼んでしまう。
あの死者の書の作りは当時としては秀逸。
床下から罵詈雑言ぶっぱなすあの悪魔の顔は印象深い。
シリーズ化され時代を越えた時には衝撃だった。
改めて観ると、優秀なB級ホラー映画としての基本的な演出はしっかりしており、今初めて今作品を目にする人も当時の観客と変わり無い刺激を受けると思う。
見つけた死者の書の説明&朗読テープを嫌がる悪気満点で女子に聴かせて楽しむ悪趣味バカのスコットが存在感を見せつける(当然みんな血祭りを期待)
危険が迫り帰りたい女子シェリルを連れ、車で引き返すも橋が壊れて帰れない(ホラー映画では大事なお約束)
そもそも男女2対3と言う後々揉めそうな面子で余ったシェリルが犠牲(セクシャル面と怪物化を担当)を皮切りに、死霊に取り憑かれてアホ男子に襲いかかり血飛沫と謎の液体を吹き出して殺される女性陣。
次第に感覚が狂っていく生き残り三人と床下の死霊(笑)
アホ男子スコットは無責任に単独の脱出を試みるも敢えなく小屋に帰ってくる(出来れば痛めつけられるの見たかった)
女性キャストは死霊化して暴れまくり、笑いまくり。
男性陣はお楽しみで過ごせるはずが逆に襲われ阿鼻叫喚。
シェリルの妹リンダもアッシュに身を投げ出した後はアッシュ対シェリルでワクワクが止まらない。
何時の間にやら取り憑かれたスコット(知らん間に息を引き取るなよ)も混じってバトル。
死者の書を燃やしてエンドと思いきや、次回作に続いた展開がまさにB級でした。
嗚呼古き良きスプラッタ映画!
"死霊のはらわた" シリーズ第1作。
レンタルDVDで鑑賞(字幕)。
80年代スプラッタ映画ブームの火付け役と云うことで期待しておりましたが、期待の遥か上を行く面白さでした。
主人公のお姉さんが死霊の声に導かれるまま霧の立ち込める外に出てしまうくだりではお約束と理解しつつ、「出てったらいけないよ!」と言わずにいられませんでした。
他のカップルが中でヨロシクやっているからか、あれだけ悲鳴を上げても、叫びながらドアをドンドン叩いても、なかなか開けてくれないところもなかなかグッド・ポイント。
憑りつかれた人間をバラバラに切断しないと始末出来ないと云うルールが秀逸過ぎる。斧で滅多打ち。スコップでも滅多打ち。チェーンソーでも戦って欲しかったなぁ、と…
壮絶なスプラッタ描写。飛び散る血や肉片のオンパレード。普段こう云うジャンルの映画を観慣れていない私ですが、それはそれはもう大興奮でした。残酷であればあるほど最高!
仲間が次々死霊に憑依され、主人公の孤独な戦いになっていく展開に引きつけられました。スリルの畳み掛けが容赦無い。
「ジョイナス!」の連呼が怖い。どんだけ言うねんってくらい言う。慣れてくると笑えて来るんだから不思議なものです。
観ていて、自分でも訳が分からない感情になりました。
結局怖かったのか楽しかったのか。たぶん後者です(笑)。
[余談1]
特殊メイクの出来は低予算感がすごいですが、なかなか怖かったです。夢に出て来そうだし、粗さがなんともいい味わい。
[余談2]
死霊が死ぬ時、牛乳のような液体を吹くのもいい。口だけじゃなくて、肉体の切断面からも吹くのも芸が細かったです。まるで「エイリアン」のアンドロイドみたい。
※修正(2023/09/27)
今度は間違えずにオリジナル版
サムライミ
元祖コメディホラー
Join us... サム・ライミ監督の悪のりホラー
低予算のハイテンションムービー
時々、無性に観たくなる作品と言えば「死霊のはらわた」です。
この当時に観た怖さは だいぶ和らいでいるので
逆に笑いが起きてしまいます。
とはいえ、この映画がスプラッター映画の先駆けなんです。
低予算の自主映画とは思えない、ハイテンションな演出で
この当時にしては本当に凄かったと思う!
シェイキーカム という撮影方法も、ものすごくインパクトがあって
その当時は何もかもが真新しいって記憶が今でも残ってます。
後半~ブルース・キャンベルの顔に血糊が何度もかかるシーンがありますが
あれはウケを狙ってる?ワケじゃないと思うけど・・・
あそこまで行くと 笑わずにはいられないというw
これが あの「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督なんですよね。
知ってる人も、知らない人も さかのぼって観てみると良いと思います。
元気とやる気をもらえる映画
クライマックスでちょっとの間、恐怖度がなくなって悪魔がノリノリではしゃいでいるようなところがすごく開放感があってよかった。過剰なエネルギーがいきすぎて怖くなくなったような感じなのだろうか。
作り手が、何者でない若者が世界に風穴を開けてやろうという激情がほとばしっているようであった。当時、最先端の映像表現を予算を掛けず知恵と工夫と情熱でがむしゃらにやり抜こうとしている。ちょいちょい失敗していたりつたないところもある。
登場人物の個性は全然描けていないし、物語はとてもたわいもない話であった。ブルース・キャンベルの個性が爆発するのは2作目以降で、ここでは普通の好青年だった。
びっくり演出は怖かったのだが、悪魔のとりついた女は、漫★画太郎のババアにしか見えず、あんまり怖くなかった。
映画の内容は悪魔とか無残な死であるのだが、元気とやる気をもらえる映画であった。
革新的な恐ろしさを持った作品
ホラー映画というだけでなく映画として最高
サム・ライミの伝説のデビュー作。このとき、主演したブルース・キャンベルは未だに彼の盟友。カメオでスパイダーマンには欠かせない存在。
映画ってお金かけなきゃおもしろくないんでしょ?っていうやつらにこれを見せたい。やっぱ、アイデアでしょ?いいアイデアは値段がつけられません。全てのシーンがこれまでになかった斬新なアイデアによるもの。サム・ライミのおたく魂をとくとご覧あれ。
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