劇場公開日 2005年10月22日

「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」私の頭の中の消しゴム KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな

2022年1月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2度目の鑑賞だったが、
ヒロインが記憶を無くしていくとの
基礎的ストーリーしか記憶が無く、
初鑑賞のように新鮮に観られたのは
一寸怖いものもあった。

前半は軽いTVドラマのような展開で
あまり気持ちが入らなかったが、
中盤のバッティングセンターでの、
彼女が彼の言葉を繰り返したり、
それに対する彼の
「忘れたらまたお前の前に現れる」
「もう1回くどいてお前もほれる」
「一生恋ができるぞ」「心が死ぬもんか」
「おれがお前の記憶で、お前の心だ」
等の究極の愛の言葉で
彼女を包むシーンから、どうしたら
こんな言葉が掛けられるのかと、
がぜん気分が高揚してきて作品に没入出来、
そして、涙を誘われた。

しかし、最後は現実としては
悲惨な結末しか想像出来ないところなので、
多分に映画としては描きようも無く、
この作品のような顔を寄せ合っての
ドライブシーンで終わらせるしか
無かったであろう。

悲惨な結末のラブロマンスは
マービン・ルロイ監督の「哀愁」や
吉永小百合の「愛と死をみつめて」等、
数限りなくあるが、
記憶が無くなるという厳しい病では、
肉体としての死以上にエンディングの表現は
難しかっただろうと想像した。

前半の軽いタッチの展開と中盤の高揚感、
そして終盤の監督としては
辛抱しかない描写には、
“はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、
赤子泣いてもふた取るな”
の言葉が何故か思い浮んだ。

KENZO一級建築士事務所
りかさんのコメント
2023年9月19日

こんばんは😊
コメントいただきましてありがとうございました😊

“よく炊けたような結果”. になって欲しかったですね。二人とも元気で。レビューに書いていただいているように、短いながら、大恋愛している二人の姿を焼き付けておきたい、と思いました。
でも、辛いですね。😢

りか
りかさんのコメント
2023年9月19日

こんばんは😊
共感していただきましてありがとうございました😊
ラストのありかた、そうですね。
病院のベッドやもっと悲しい場面を描いても辛い気持ちが残るだけになりますね。
あの笑顔と涙がいいですね。
初めチョロチョロ中パッパは、
ご飯が炊けますが🍚

りか