インファナル・アフェアIII 終極無間のレビュー・感想・評価
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面白かったけど・・・モヤモヤする。
今作も良く出来てるし新たなヨンやシェン役も良かった。
ただ私の頭が悪いせいか今作は所々で不可解な点がありスッキリしなかった。
例えばなぜ急に取引相手の頭を灰皿で殴らせたのか?
ラウの告白を受けて精神科医のリーは通報しないの?
その後リーは気を失ったの?寝てたの?
ラウはヤンと自分の区別がつかなくなったんじゃろーけどなにからそーなった?罪悪感?そんなタイプには思えんかったけど。
その他にも腑に落ちない点が・・・。
あと3作ともだけどオープニングとその曲のセンスがちょっと・・全然ワクワクしない。
今日のマッサージの女はサム似!これも因果応報、無間地獄。
今日のマッサージの女はサム似!これも因果応報、無間地獄。シリーズ最終章の今作ではラウが中心に描かれてはいるが、実はバカのキョンもサム似のマッサージ嬢に当たってしまうという因果応報が隠されていた!
とうとう終わっちゃいましたか。何となく寂しい気持ちです。ラストの衝撃度は強かったものの、前作、前々作のような感動は生まれせんでした。まさしく香港の『ゴッドファーザー』と喩えられるように、3作目は感情を揺さぶられずに終わってしまったのです。しかし、終極無間(意味はよく知りませんが)のごとく、また1作目を見たくなるという気持ちにさせる不思議な作品でした。
1作目から伏線張りまくり、謎を残しすぎという部分ではある程度納得がいく出来にはなっていましたが、ヨン警視(レオン・ライ)やシェン(チェン・ダオミン)という新たなキャラクターにのめり込めなかったのが原因なのでしょう。それと、ヤン(トニー・レオン)に感情移入しまくった1作目をまだ引きずっていたのだろうと自己分析してみました。
それでも脚本は上手く出来ていると思います。サム、ウォンそしてキョンという脇役でありながら重要な伏線でファン・サービスし、ラウ(アンディ・ラウ)の精神状態がおかしくなる様子とリー医師との関係。時間軸を自在に操り、複雑ではあるがしっかり一本線になるという構成は見事なものでした。小道具のテープ、監視カメラ、目覚まし時計等々もいい味付けになっていたと思います。台詞が重なって幽霊に憑りつかれたような様子も・・・
疑問に思ったのは、灰皿で殴れといったサムの心理と、その後の行動。単に潜入捜査官を炙り出すためではないと思ったのですが・・・私もキョン程度の理解力なのかもしれない・・・
香港ノワール最高傑作 第3弾
無間地獄の完成
10年も経つと記憶も曖昧で、3はその後のラウの話だけかと思ってたら、1を結構補ってて、補い過ぎて辻褄が合ってるのか疑問にもなった。
三部作同時に撮ってたと言うから話の破綻はないと思うのだけど、1に出て来なかった重要キャラがIIIではメインなので、え?となってしまう。
だけど、話の流れは男臭くてミステリ要素もあって好きだった。
マフィアの潜入と思わせといて、ヤンとの友情を見せるラストにはサブイボが出た。
あとはラウ。ラウも人間であり、自分がやった事を自分で正しいと騙してたのも限界を越え、苦しむ様がとても良かった。
善人になりない。と言うラストも心の叫びのようで胸が苦しくなった。
2でサムはヤンを信頼出来るわけないと思ってたけど、やはり心から信頼はしてなかったのだなと分かって腑に落ちた。
1と3をまとめて編集し直したらめちゃくちゃ面白いんじゃないかな?と思った。
男の友情に痺れる三部作だった。
あくまでも1作、2作目の補足として観ましょう。
あと出しジャンケン。
ついに完結。
パート3においては、1,2で登場しなかった人物が登場。
しかも、その人物たちはやたらと重要な役柄。
なんだか、2のテーマが「因果律」ならば3は大事な人物を後から繰り出す、何ともあと出しジャンケン的なストーリー展開。
これが、何とも言えずバツが悪い。
1から小出しに伏線を張っておけば納得だが、それが無いから、どうも場当たり的な感じがする。
1撮影中に3部作構想になったと聞いて納得。そりゃ、伏線張れないわね。
良い点は、ラウの狂気。そして時間軸。
錯綜する時間軸。決して解りやすいとはいえないが、確信犯的な錯綜ぶりである。随所に挿入されるヤンとリー先生のエピソードは清涼剤でもある。
そして、日に日に狂気じみていくラウ。
あれ?おかしいぞと思ってからは一気呵成にラストに突っ込む。
「善」と「悪」だけでは語ることの出来ない世界がそこにはあった。
お疲れ様でした
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