インファナル・アフェアIII 終極無間のレビュー・感想・評価
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スパイはつらいよ
結局、1日でシリーズ3作を一気見。
満足感はあるものの、なんか最後はどうしたもんかなーと、感慨に耽る。まあ、10年も潜入してたら、どっちが本当の自分でどっちに従うべきかなんておかしくなるよな。職業によっては、家族にも誰にも明かせないこともたくさんあるけど、アメリカの作品だとなんだかんだで、家族を1番に描く(家族を救うため)ことが多い印象だが、アジア映画はやはりそこが違うよなと、家族やプライベートより職業倫理を優先するのに少し共感出来てしまうのは、ひと昔前の時代の人間なんだろうな。現代のスパイは何をモチベーションに頑張るんだろう、などとふと思ってしまった。やはりシリーズ1にはかなわないし、なんかうまく消化できないとこもあったけど、最後はきちんと完結させてくれたかなと。
決着
善人が死んだので、悪人も死んで欲しい所。その悪人が悪人過ぎて呆れかえる。憎たらしいと思った。証拠隠滅に燃える悪人。
Ⅲでは新たなキャスト2人出てきて益々頭が混乱した。
結局彼等は仲間だった。
トニーレオンの「早く戻してくれ、そうでなければ俺がマフィアのボスになってしまう」みたいなセリフがあったのだけど、これがこの作品の中で一番印象に残った。
前2作が好みであればぜひ観るべき。
3部作の完結編、なので前2作を観ていないと全く話についていけない。というか観ていても、所々キャッチアップするのが大変。何故かというと
-ヤンとラウは歳をとってからだと似ていないのに若い頃は似ている
-主な出演者の多くが内通者で、おまけにラウのように所属組織を変えたくなっているメンバーもいるのでこんがらがってくる
-大昔と少し前と現在のシーンが混在していてただでさえややこしいのにおまけに途中からゴーストまで登場する
そう言った難点があるにも関わらず面白い。そしてこの完結編はヤクザ映画というよりメロドラマか?北京語と広東語が分かる人達にとってはもっと面白かったのかもしれないが、まとめて観られてよかった。WOWOWに感謝。
1の隙間を埋めていく
2よりは、わかった。
話が前後していくけど、場面が変わる際に年号等が入っているし。
切ない。
潜入マフィアも、潜入捜査官も。
結局は同じ存在。自分自身などない。
1を見ていないとわからない、というのがちょっとどうかな。
まあ見てよかったけどね。
隠し続けるということ…
ラウの精神は既に限界に来ていたか。善人になりたくても、なろうとすると誰かを排除しなければならない。悪人だが切ない気持ちにさせる。ヨンとシェンの正体、これは分からなかった。。善人は死んでしまう。音楽が素晴らしい。トニー・レオンは格好良い。
無くても
いいかな? 第三作、無理繰り終わらせた感が強い。新たな潜入者が現れ、どうしてもラウは悪人で終わらせたいの? 仏教的な考えなんだろうな。ほんわか音楽のリピートしつこい、ラウもリー先生にベタベタし過ぎだろ。警視やキョン、サムが又観れたのは良かったけど。
期待度◎鑑賞後の満足度◎ 感動的という意味では三部作で一番かもしれない。トニー・レオンかっこ良すぎ。三部作中一番複雑なプロットだけど因縁と謎とが解き明かされた時の目の覚めるような鮮やかさはどうだ。
①“過去是過去。明天也開始。” 「広東語」は全く分からないが、香港返還をバックにした前作から「普通語」の台詞が増え出し、本作ではかなり「普通語」が飛び交うのでやや嬉し。
②結局「無間地獄」に堕ちたのはラウだった。そういう意味では三部作で最も可哀想なのはラウだったかも。
まあ、
なかったほうが良かったやつ
2023年劇場鑑賞281本目。
一作目の後を描いた今作。リマスター版ではじめて鑑賞。最近レオンやアメリなど名作が上映されて、アメリと今作に至っては新規パンフレットまで制作されていてすごいです。アメリは当時観たのでパンフ買っただけですが。
生き残った彼の運命が描かれるのだろうとは思ってはいて、リメイク版の彼の行動や結末が嫌な感じだったので、善人であろうとする彼には期待していたのですが、もっとひどいことになっとるやん!
死ななくていい人も死ぬし、一作目で死んだ人も回想でめちゃくちゃ出番あるし、こんなんならなくても良かったかな・・・。
運命
先週一、二作目観たので、律義に三作目を鑑賞
実質一作目の続きなのだが、時制が目まぐるしく変わり、新キャラもいるので結構理解に苦しむ
坂上忍似のレオン・ライや夜蛾正道(@呪術廻戦)似のチェン・ダオミンが…(以下自粛)
医師役のケリー・チャンが劇中ある告白をするのだが、その内容がホントにドン引きするレベルで全然いい話ではないヒドイヨ~
その時代だからできた大スターの共演
今作はアンディ・ラウ演じるのラウがメインでレオン・ライ演じるヨンがどう絡んでくるのか?香港ノワール色は減り、 登場人物はスッキリして分かりやすいが、過去を解き明かす為、現在と過去を行ったり来たり。そしてラウが幻想を見るようになってますますカオスとなる。
ヤンのシーンだから過去なのか?それがラウの幻想だった。ラウは自分がヤンなのか誰なのか分からなくなってきている。ラウは催眠療法でリーに正体を言ってしまう。
自殺を図り脳に損傷があっても死なない。いや、死ねない。そして幻想を見続けてしまう事となる。本当の恐怖は死ぬことではない。死ねずに永遠に地獄を彷徨い続ける事。
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今作はケリー・チャンの出演シーンが多くて良かった。2000年前後は香港音楽をすごく聞いていた。当時ネット情報も殆ど無く、輸入CDショップと自らの勘で購入していた。ケリーも大好きだったひとり。
持論では、この映画の2003年頃が香港映画・音楽の終焉近く。そして韓国映画・音楽に変わっていった。(まだK-POPなんて言葉無かったよね)
【”明日が過ぎれば無事。”生き残りながら妄念に憑りつかれた男の”善人になりたい!”と言う悲痛な叫びが哀しい作品。シリーズ最終作にして現在、過去が入り混じった構成に翻弄されつつも魅入られる作品である。】
ー <警察に潜入したマフィア、ラウ(アンディ・ラウ)>と<マフィアに潜入した警察官ヤン(トニー・レオン)>を軸にした香港ノワールの最終章。-
■ウォン警視(アンソニー・ウォン)を殉職させ、サム(エリック・ツァン)に訣別の銃弾を見舞い、警察官として生きる道を選んだラウ。
自分の正体を見破ったヤンの死後、警察内に残る潜入マフィアたちを始末してきたラウは、エリート警官・ヨン(レオン・ライ)を潜入マフィアの1人と確信して追い詰めていくが、彼の精神状態は妄執にとらわれて徐々に壊れていく。
◆感想
・警察に潜入したマフィアのラウが、マフィアに潜入した警察官ヤンと自身を同一視していく過程が、哀しく描かれる作品である。
ー ヤンが生前良く口にしていた”明日が過ぎれば無事。”という言葉を、いつの間にかラウが口にしている・・。-
・ラウは保安部に来たヨンを潜入マフィアとして疑い、彼の身辺を調査するのであるが、それが徐々に、精神を病んだ彼の妄念である事が分かる劇の流れ。
ー 異様なまでに、ヨンを調査するラウの姿。彼の警察署内の個室に貼られた尋常でない写真・・。-
■亡き、ヤンが唯一安眠出来た精神科医リー(ケリー・チャン)の診察室の長いすでのみ、熟睡していた姿。
そして、2人は恋に落ちるが、時を越え妄念に捕らわれたラウがリーの部屋でヤンと共に目覚め、最後は一人で目覚めるシーン。
彼が、ヤンと自身を同一視していく過程が明らかになるシーンである。
■錯乱したラウがヨンの前で流したテープ。だが、そこに記録されていた音声。
そして、”善人になりたい”と叫びながら銃を乱射し、一発がヨンの額を貫く。それに被るヤンの死に様。
ラウは自身の精神が崩壊していた事を悟り、自身の顎を銃で撃つのである。
<ラストが、又、哀しい。
車椅子生活で脳に障害を負ったラウの生きた屍のような姿。そして表れる様々な妄念。
そして、ヤンの墓碑の横に建てられたヤンとラウと警察学校で同期だった、ヨンの墓碑。
”こんな輩が、無間地獄に落ちるのである。”というラストの言葉が哀し過ぎる作品である。>
(便宜上のフルスコア)3作連続してみないとわからないかも。
今年376本目(合計1,026本目/今月(2023年11月度)8本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
どうも続き物であるようですが、大阪市で放映されているシネマートはシアター2つの映画館。なので、すべてを見る日程も一応ありますが、それはさすがに避けました。本来は3作みなきゃいけないんだろうな、とは思うのですが…。
3作目にあたる「終わり」にかけての作品であり、1作、2作の展開についてはある程度前提になっているようです(最低限の自己紹介のパートくらいはあります)。独特な固有名詞も多いものの、香港という漢字文化圏であることからある程度類推が効くといった部分も一応はあります。1作あたり120分ほどで3つ通しでみようとすれば6時間コースで、そりゃきびしいかな…といったところです(一応、1と2はnetflixなどで個別課金などすればみられるのを確認。さすがに1,2はこちらでみる予定です)。
ノワールアクションもので、3作目「だけ」だとはいえ、テーマは比較的わかりやすい部分も「一応」あり(ここは日本が漢字文化圏で漢字から情報を推測することができることによる)、これ「だけ」(あるいは、2だけとか)でも何とか楽しめるだろう、といったところです。
採点に関しては上記のように「3作みないと正確な採点ができない」という事情があるのはどうしても事実で、その意味では評価なしにはしないものの、3作目「だけ」でわかりにくい点があるのは当然の理で、また3作目「だけ」に顕著にみられた変な点も見当たらなかったので(4Kリマスター版なので映像もクリアになっています)、減点なし(ある種、減点なしと「採点なし」の中間点あたりか)にしています。
すでにもう一度観たくなる秀逸な三部作📽
切なすぎる無限地獄……
死後の世界ではせめてラウが苦しまずに穏やかな善人になれますように🙏
三作揃ってもう一度観たいな❤
(余談)
一作目では広東語バリバリだったのに、取引相手が大陸だったからか今作では北京語モリモリだった✨
トニー・レオンさんの髭ないし、髪型違うし!
1作目の1年後に少し無理して3作目を作ったので、前作の少し前の設定なのに、トニー・レオンさんが容姿が全然違う事に違和感があります。(回想シーンには髭有りで、すぐに髭無しシーンに戻ると別人みたいです)相当無理して撮影を急いだんでしょうね。また、もう少し過去と現在の順番の編集を丁寧にして欲しかった点が残念です。
シリーズをキッチリと纏めました
いよいよシリーズ最終章です。
時系列的には一作目の続き、これまた懐かしい面々が集まりますね。
だからか、一作目に寄せた作りでした。
時系列が前後したり妄想が絡んだりして、少し複雑な構成ではあるのですが、これによって物語の深みが増してます。
それでいてセラピーとの時間が何とも可愛らしかったりと、ちゃんと緩急もついてるんですよね。ここでのトニーレオンの顔は見ものです。
ラストでは見事としか言いようが無く、シリーズをキッチリと纏めましたね
「インファナル・アフェア」三部作、とても面白かったです。
ラウの向ける銃口は救い手でもあり地獄にも誘う
2023年劇場鑑賞67本目 名作 95点
わたくしの生涯ベスト1の作品の続編の最終章。
マフィアに潜入していた元警察官が殺されて、警察内部に潜入しているヤクザのこれからも続く無限地獄を描いたストーリーで、第1作でもあった不明点として、マフィアに潜入していた元警察官がなぜどうやって警察内部の内部調査課の一室に入れたのかなと思いましたが、そのマフィアに潜入していた元警察官を射殺した潜入を始めとする他の潜入が残っていて、そいつらとの掛け合いや自分の正体とは、何者なのか、、と。
最後の死に方は今でも噛んで味がするほど印象的。
アジアのゴットファーザーと呼ばれるだけあります。
必ず後悔しません、是非この三作を堪能してほしい。
是非。
香港ノワール
2021年9月12日
映画 #インファナル・アフェア3
#終極無間 (2003年香港映画)鑑賞
三部作の完結編。ゴッドファーザーとは違ってしっかり完結していた。
この三部作は続けて見ることをオススメします。1を見たのが20年近く前なので、記憶が・・・
死ねないことで無間地獄が完結したんだな!
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