劇場公開日 2006年12月1日

「臨場感がない」武士の一分(いちぶん) マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5臨場感がない

2010年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

松竹の旧いオープニング・ロゴで始まり、本編の色調も落ち着いている。キムタクも期待通りキムタクしてるし。彼は変にどうこうしない方がいいの。今の日本、ほかにオレ流で通せる人いないでしょ? 貴重な存在だ。
だが、これだけの顔ぶれ揃えて、なんてスケールが小さいだろうって思ってしまう。ロケが最後の何処だかわからない河原ぐらいで、あとはセットでCGの合成も見え見え。しかもサイズがビスタで小さい。
いちばん引っ掛かるのは、主人公が行動を起こす原動力。「アイツは人間じゃねぇー、叩っ切ったる!」てなほど悪侍を憎くならないのだ。板東三津五郎が壇れいに悪さするシーンが端折られてるからだ。なーんか、テレビ局と主役ふたりに気ぃ使ってるような作りなんだよね。

マスター@だんだん