「「死ぬ覚悟」と「生きる覚悟」」男たちの大和 YAMATO shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「死ぬ覚悟」と「生きる覚悟」
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映画「男たちの大和 YAMATO」(佐藤純彌監督)から。
「戦艦大和」「第二次世界大戦」を題材にした映画は
数あれど、悲しいだけではなく、男気みたいなものを
感じることが出来た作品であった。
「大和」が、最終決戦の場となる沖縄に向かう戦場、
兵士が、上官に尋ねるシーン。
「『武士道』と『士道』の違いは何ですか?」
長島一茂氏演じる上官が、落ち着いた声で
なんと答えるのか、興味津々でメモを片手に待った。
「武士道とは、見返りを期待せずに死ぬ覚悟。
「士道とは、死ぬ覚悟を内に秘めて、
人に恥じない生き方をすることだ」と定義し、
その答えに部下は「死ぬ覚悟」と「生きる覚悟」ですね、と
悟るように言い放った。
今まで、なかなか理解できなかった「武士道と士道の違い」。
難しいことを簡潔に説明する士官は、最後にこう付け加えた。
「覚悟を決めるということは、誰にも生易しいことではない」
辞書によると「覚悟」とは、ある事態を予期して心を決めること。
心を決めるって、生易しいことじゃないよなぁ。
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