失楽園のレビュー・感想・評価
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幼い大人
20年前は大人の話と思って興味無かったけど、ようやく興味が持てる年になった。お見合い結婚で夫に愛情が持てない女と、50歳で初めて女に溺れた男。
率直に、大人のくせにお互いがはまりすぎ。死を目前に遊んどけば良かったと後悔する同僚や、恋がしたいと嘆く同僚、バツイチになって自由な恋愛を謳歌している友達、冴えない職場、自分の世界に閉じ籠ってる配偶者、周りの全てが二人の恋をバックアップしてるようなもの。
でも、遊びと割り切る必要はないけど、一番大切なものは、ここまで支えてくれた人達であることは忘れてはいけない。
愛すること愛されること
久しぶりに観ました
当時はブームになった失楽園
20年経った今も不倫ブーム⁈
当時は独身、旦那になる人と付き合っていました
今は既婚3人の子持ち。
結婚をしたら旦那以外の人を好きになってはならない事はさみしいですが、育児に追われる日々、まず相手がいなーいので、うらやましい。健康でないとできないなと、いち主婦の感想。私は死を選ぶことはしません。
究極の愛の形、それは…
渡辺淳一のベストセラー小説を森田芳光が映画化した1997年の作品。
大ブーム&大ヒットした。
世間一般は勿論、政界にも“失楽園”という言葉が浸透したっけ。
久し振りに見てもやはり思う。
黒木瞳が色っぽい!
可愛いとか美人とか綺麗とかとちょっと違う、大人のいい女。
久木でなくともクラッとしてしまう。こんな女性とお近付きになりたい、ねんごろになりたいと男性諸子が妄想しても無理はない。
話題になった絡みのシーンは濃厚。
なまめかしいカメラワークや息遣いはドキドキ。
際どい描写もあり、成人指定は納得。
いつぞや地上波で放送したのを覚えているけど、幾分かはカットされたとは言え、よく放送出来たなぁ〜。
絡みのシーンばかり話題になるけど、話もしっかりしている。かなり重たい。
本作以降、似たり寄ったりの作品が幾つか作られたが、なるほど、足下にも及ばない訳だ。
男女の究極の愛の形とは?
結婚が愛の到達点なのか。それを超える愛に出会うのは罪なのか。既婚者の方々にはドキリとするような台詞がある。
共に既婚者ながら、生涯で一度かもしれない愛に出会った二人。激しく求め合う。
求めれば求めるほど、築き上げてきたものや大切なものを失う。
それらを捨ててもさらに激しく求め合う。
ラストの二人の末路は、胸に迫るものがあると同時に、背筋がヒヤリとするほど衝撃的。
この愛の形は、男の夢か、女の憧れか、それとも悲劇か。
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