「このサイトの解説が納得しがたいのですが。」質屋 猿田猿太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
このサイトの解説が納得しがたいのですが。
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このサイトの解説に「心を閉ざしていた男が絶望から立ち直っていく姿を感動的に描いた社会派ドラマ」とありますが、本当にそれで正しいのかどうか。監督からそのように解説を得たのならそうかもしれないけど、様々な出来事を経て、フラッシュバックのように蘇る過去の「痛み」、私には「立ち直った」というより「壊れてしまった」ように見えて仕方がありませんでした。質屋の最後の姿からして、もう二度と立ち直ることが出来ないんじゃなかろうか。これほど憂鬱なエンディングを見たのは初めてのような気がしてなりません。あるいは、冷徹な質屋が、初めて人の痛みを理解出来たというべきなのか。ならば、立ち直るという言葉が当てはまるのかも知れないけれど。
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