七人の侍

ALLTIME BEST

劇場公開日:1954年4月26日

解説・あらすじ

黒澤明監督、三船敏郎主演による時代劇の金字塔。野盗の襲来におびえる村人たちに用心棒として雇われた7人の侍が、村を守るために戦う姿を描く。

戦国時代の貧しい農村。野武士の度重なる襲撃に苦しむ村人たちは、防衛のため用心棒を雇うことを決意する。しかし、報酬も栄誉もない依頼に応じる侍はなかなか現れない。そんな折、村人たちは野盗の人質となった幼子を救った勘兵衛と出会う。勘兵衛は考えた末に村人たちに助太刀することを決意。仲間探しに奔走し、やがて7人の侍が集結する。彼らと村人たちは一致団結し、迫りくる野盗との死闘に挑む。

1954年・第15回ベネチア国際映画祭では銀獅子賞を受賞し、第29回アカデミー賞では衣装デザイン賞、美術賞にノミネート。巨匠・黒澤明の数ある代表作のひとつとして世界中の映画人に多大な影響を与え、1960年の「荒野の七人」など、本作を手本とした作品が多く作られた。複数のカメラを駆使した臨場感あふれる合戦シーンなども見どころ。

1954年製作/207分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:1954年4月26日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第29回 アカデミー賞(1957年)

ノミネート

衣装デザイン賞(白黒) 江崎孝坪
美術賞(白黒)  
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映画レビュー

5.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 2件)
りゃんひさ

5.0 時代が、人が、技術が進んでも絶対に追いつけない映画

2025年11月19日
スマートフォンから投稿

世界トップクラスとして認められている
日本映画で“動”を感じたければこの映画
“静”ならTOKYO STORY でしょうね。

七人の侍の中の距離感
人と人の慈しみ合いと絆
自己犠牲の果ての感謝
表現する人達の情熱と姿
それが詰まっている。

極限状態で作られた
そういう映画です。

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星組

4.5 迫力が違う

2025年11月8日
PCから投稿

興奮

レンタルDVDやブルーレイ、配信等で散々観ましたが、劇場は映像や音声も迫力が違います。映像は4Kリマスターですからなおさらでしょう。ただ老齢のせいか、セリフは聞き取りにくかったです。
いつかは、赤ひげを是非公開していただきたいです。

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共感した! 4件)
はんてん

4.5 今尚間違いなく傑作

2025年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

採点4.8
これは本当に見事。
こうしてスクリーンで観れるとは、しかも4Kリマスターを大きなスクリーンでですよ。これは嬉しい。
今観ても大胆なカメラワークやダイナミックな演出に殺陣。それと皆の分厚い芝居。
黒澤作品のレギュラーと言える志村喬はストーリーテラーのどっしりとした立ち振る舞い、反して野猿のような自由奔放な芝居で魅了する三船敏郎。この相反する二人の相乗効果が凄い。
そして個人的に宮口精二演ずる久蔵です。最初から最後まで最高に格好良い。
剣術の経験があるのか、立ち合いで見せた後ろ下段の構えなどはかなりでした。
あとDVD(前後)でしか観たことがなかったのですが、劇場版ではインターミッションあったのですね?これは驚きました。
前後に分けながらも大きく三遍に分かれた作り、信綱や卜伝のエピソードを盛り込んだりと脇も緩めぬものすごい意欲作。実に驚くばかりです。
スクリーンで観れて本当嬉しかった、今尚間違いなく傑作です。

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白波