七人の侍

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

数多くの傑出した黒澤監督作品の中でも、特に観客のみならず世界中の映画人に多大な影響を与えた代表作。これ以降「荒野の七人」「宇宙の七人」など、この映画を手本とした作品が多く作られたのは周知の事実。時は戦国時代のとある貧しい農村。農民たちは野盗と化した野武士たちの襲撃を恐れ、おののいていた。そこで村を守るために用心棒を雇うことを決意、食うに窮する七人の侍を探し出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。複数のカメラワークによる迫力ある立ち回りのシーンは見事。

1954年製作/207分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1954年4月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第29回 アカデミー賞(1957年)

ノミネート

衣装デザイン賞(白黒) 江崎孝坪
美術賞(白黒)  
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

5.0劇場で初鑑賞

2024年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

テレビでは何度も観たことはあるが、東京国際映画祭にて初の劇場鑑賞。
3時間以上の長尺でもダレるようなところはない。
映画の要素がすべて詰まったような作品。
鑑賞後のトークセッションも、興味深い話が聞けて面白かったです。

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koji

5.03時間をまったく退屈させないストーリーとキャラが魅力

2024年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

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かちかち映画速報

4.5燦然と輝く時代劇アクションであり、冒険活劇の最高傑作。

2024年9月27日
PCから投稿

7人の侍(浪人)が、野盗と化した野武士の襲撃に悩む農民に雇われ、集落を守るべく、野武士集団との戦いに挑む姿を描く。世界で最も有名な日本映画の1つ。

劇場型の躍動感、気持ちが高ぶるストーリー、1人1人の侍たちの生き様と俳優陣の熱演、ダイナミックな戦闘シーンに満ちている。黒澤明監督ほど、画面を縦横無尽に使い尽くし、広大に見せる監督もそうはいないと感じた作品。

「チームを組んで目的を達する」というプロットが、西部劇だけでなく、世界中の映画に多大な影響を与えている。

武士と農民の葛藤、ユーモラスで人間味あふれたキャラクター、ロマンスも適切なタイミングで盛り込んでいる。機知に満ちた脚本に基づく、驚くべき冒険活劇であり、輝かしい時代劇アクションとして、最高傑作の1つだと思う。

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瀬戸口仁

4.0【"勝ったのは、百姓たちだ・・。”今作は邦画が世界に大いなる影響を与えた名作である。だが、叱られることを重々承知の上で、以前から思っている事を、ドキドキしながら記す。怒っちゃ嫌よ。】

2024年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

興奮

幸せ

■作品内容については、これだけの名作であるので敢えて割愛する。
 ご存じの通り今作は米国で2作がリメイク制作されている。
 「荒野の七人」は配信で鑑賞し、その後アントン・フークア監督により制作された「マグニフィセント・セブン」は劇場で鑑賞した。
 とても、面白かったモノである。

<感想というか、率直な意見。・・重ねて記すが、怒っちゃ嫌よ。>

・今作は、少し前に「午前十時の映画祭」映画祭で鑑賞した。とても面白かったのであるが、フラストレーションも感じたモノである。
 フラストレーションの理由は、キッパリ書くが特に<休憩>の前の、名優揃いの役者陣の一部の台詞が聞き取りずらいのである。と言うか、何を言っているのか分からない部分も有った。
 因みに、劇場で観た際には、私は40歳になったばかりで、且つ会社での健康診断での聴力検査は、全く問題なしで有った。
 普段から、ブリティッシュ・ロックをハイハイボリュームで車内で聴いていたにも関わらず。

・志村喬さんが演じた勘兵衛の台詞は良く聞こえた。落ち着き払った言動や、野武士たちからの襲撃を恐れ、助けを求めて来つつ、一部の百姓が逃げようとした際の、毅然とした良く響く台詞は、沁みたモノである。

・だが、今作の主役の一人である菊千代を演じた世界の三船敏郎氏の台詞が、役柄もあるのかもしれないが、良く聴きとれないのである。
 場合によっては仕草から、類推したモノである。

■勿論、最後半の激しい雨中での戦闘シーンは、白眉である。このシーンには台詞は要らない。斃れゆく剣の求道者、宮口精二演じる久蔵の姿。
 七人の侍たちが、農民の為に命を懸けて戦う姿は名シーンである。

■で、久方ぶりに配信で鑑賞した。フルボリュームで。
 だが、多くの台詞が聞き取れない。自然音と同時に録音していたのだろうか、聞き取れない。
 そして、思ったのである。今作が、海外でも高い評価を得たのは、内容のハイレベルな事は当たり前としても、【字幕で】上映されたからではないだろうか、と言う事である。

<私が記載した事が的外れな事であれば大変申し訳ない限りである。だが、私はこの作品の内容を貶しているわけではない。逆にキチンとこの名作を細部まで理解し堪能したいのである。
 出来得ればの話だが、この作品を最近多い日本語字幕付きで、何処かの配信会社で上映してはくれないだろうか。
 私は、この名作をクリアーな音声で観たいのである。切なる願いである。>

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NOBU