不都合な真実のレビュー・感想・評価
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考えるきっかけは必要
そういう意味では価値のある映画だけど、どうもしっくりこない。映画の構成も悪くない。ゴアの話術は退屈しない。しかし…
どうにもゴアという人物に対する胡散臭さを感じずにおれない自分が居る。「アメリカ合衆国副大統領」なんて業の深い仕事をしてきた人間が、今更「少しの努力で地球は救える」なんてキレイごとを率先して言うのには白々しさが拭えない。挿入される彼の過去の話なんかを環境問題にこじつけの感すらするのだ。
「氷が溶けたら海に沈む」のがホントか嘘かはさておき、そんなわけでイマイチのれませんでした。でも、学校とかで上映するべき「考えるきっかけ」になる映画だとは思います。
月並な表現ですが考えさせられます。
さぁ、地球温暖化を止めよう!
元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が、激変する地球環境を憂い、その問題点(地球温暖化)を知らしめ、対策を行うことを訴えるために行った講演のドキュメンタリー。って言うか、講演そのもののような気も途中からしてました。
実際に一般人を対象に行っている講演を下にしているので、非常にわかりやすい内容である。最新の科学的データを用いて説明する地球温暖化の状況は真に迫ってくる勢いがあり”今そこにある危機”と言う感じである。ゴア氏自身が日本にプロモーションできたときに、「今の時代は地球環境の危機である。英語の”crisis”と言う言葉には危険と言う意味しかないが、日本語の”危機”と言う言葉は、危険に機会があると言うこということを示している。今まさに、その機会を生かし、地球温暖化を止めるときだ。」と言う趣旨のことを語っていたことが良くわかります。確かに、昨今、爆弾低気圧とか、大雨とか、日本ではあまり無かった竜巻とか、今年のような暖冬とか、異常気象を肌で感じるほどになってきていますから、いま行動するときなのかもしれません。
映画はそれだけではありません。ゴア氏が地球温暖化に取り組むようになったその背景や、ゴア氏といえば外す事は出来ない2000年の大統領選挙の事も、ちりばめてあります。映画のエンドロールに、あなたが出来ることに「環境問題に取り組む政治家に投票すること」と言うような内容が出てきますが、やっぱり彼は政治家なんだなぁと思う一面でした。もっとも、ゴア氏自身は、再度大統領選挙に立候補する予定は無いと言っていますが。
ドキュメンタリーなので、娯楽作品ではありませんが、是非見るべき映画だと思います。彼が大統領になっていれば、環境問題は、違った形できちんと解決の方向に進んでいたのではないかと思わずにはいられません。少しでも地球温暖化を食い止めるよう、これから行動したいと思います。
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