エネミー・ラインのレビュー・感想・評価
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いわゆる、よくある戦争映画
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紛争がひととおり終結した地で、治安維持活動を行っていた主人公は、
余計な偵察飛行をしたがために、セルビア軍による人民惨殺を見てしまう。
これにより撃墜され、敵陣の真っ只中に孤立してしまう。
政治的な理由があるため高々兵士一人を助けに来てはくれない。
サバイバルシーンの末、最後は来てくれて助かる。
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ストーリーは大したことない、よくある戦争映画。
戦争を特に否定的な観点から捉えていないこのタイプのアクション映画は、
軍や徴兵が身近にある地域の人意外はよくわからないのではないだろうか?
定期的に作られるこのタイプの映画。「軍は正義」の意識を植え付けようという、
アメリカ当局の思惑を感じてしまうのは私だけだろうか?
いいぞ!発信しろ!
アメリカ海軍パイロットがボスニア上空からの撮影任務遂行中、セルビア人勢力により地対空ミサイルで撃墜され、一人生き残ったクリス・バーネット大尉( オーウェン・ウィルソン )は … 。
凍てついた大地、傷付いたマリア像、凍える指先、オーウェン・ウィルソンから目が離せなかった。
ーナビゲーターシートのビーコン
ースレブレニツァの虐殺
ースコット・F・オグレディ大尉
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
突破
"エネミー・ライン" シリーズ第1作。
"プレミアムステージ" で鑑賞。
紛争地域の真っ只中に不時着してしまった主人公が、現地の犯罪組織に追われながら安全地帯(エネミー・ライン)を目指して孤軍奮闘するサバイバル・アクション。
たったひとりで脱出しなければならないと云う苦境に立ち向かう主人公の姿が胸熱。オーウェン・ウィルソンの拳銃左片手撃ちに何故か興奮しちゃいました(笑)。
周り中敵だらけと云うハラハラが堪らなかったし、死体だらけの沼地に潜んでやり過ごたり、地雷源を進んだりと、全編に渡って漲る緊張感がヤバ過ぎました。
※リライト(2021/05/20)
アメリカ万歳映画
頭は空っぽに内容を深く考えず脱出アクション映画として鑑賞すればテンポも良くスリルも有り満足出来る、アッと言う間の鑑賞時間に感じました。
ただやっぱり『やったー!アメリカ万~歳~!!』なラストがちと残念では有ります。解り易いストーリー展開です。
地雷源を走り抜けるシーンがよかった
敵軍のど真ん中に墜落させられたパイロットの話。
ひたすら逃げ続ける話です。
無防備状態な相手にライフルを外してしまう残念な敵のおかげでほぼ無傷で逃げ切ります。
ストーリーはなかなか面白いです。
なにより愛される上司なジーン・ハックマンがカッコいいです。
面白かった
公開当時映画館で見て、久しぶりに午後のロードショーで見た。敵のジャージ男がすごい顔で主人公に迫ってくるのだが、けっこう取り逃がしてばかりで、しかも彼はずっと徒歩で移動していて、そう思うと涙ぐましい男だった。
主人公のオーウェン・ウィルソンはキャラが薄かったけど、スリリングで面白い映画だった。最後、MDみたいな画像データを銃撃戦のさなか取りに戻るのだが、途中で出てきたスパイ衛星で見ようと思えば見れるのではないだろうかと思った。
山でのサバイバルもよかったのだが、戦争で破壊された街の荒廃ぶりがすごかった。子供が地雷だらけの工場跡で遊んでいるのが切なかった。
抜群のスリル感
舞台は、1992~1995年に勃発したボスニア・ヘルチェゴビナ戦争が背景。
1995年、NATOによる空爆により民族紛争で対立が続いたセルビア人勢力を抑え、停戦・和平合意を結ぶこととなった。
監督はジョン・ムーア。
主人公は、オーウェン・ウィルソン演じるアメリカ海軍のクリス・バーネット大尉。
海軍での実態にギャップを感じていた大尉であるが、クリスマスの日、ボスニア上空からの撮影を任じられる。
その飛行中、事件は発生する。
ボスニア人武装勢力により撃墜されるが、バーネット、相棒パイロットのスタックハウスは何とか敵地に着陸。
しかしここから長く険しい逃走劇が始まる。
更に、和平状態を乱したくないNATO軍指揮官からは、戦闘攻撃機が巡回コースから外れていたこともあり、援軍の出動を禁じられる。
相棒スタックハウスの死、逃走中に目の当たりにしたボスニア人勢力による残虐な虐殺事実を暴こうと必死のの逃走を演じる。
ボスニア人勢力の執拗な追跡によるスリル感、
仲間やアメリカ海軍レイガート司令官との熱い絆が随所に見られ、
存分に楽しませてもらいました。
孤独な脱出劇とちょっと都合の良い結末
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 60
敵地で追跡される緊張感と迫力はなかなかいい。アメリカ軍の行動がいいかどうかは別にして、ひどい虐殺があった事実を映画の主題として取り上げるのも良い。必ずしも条約違反を支持するわけではないが、現実問題として合法活動だけで非合法なことをしている相手に対応しきれないということもあるだろう。世の中奇麗事だけで成り立ってはいないのだ。
最後の戦闘の場面はちょっと単純にアメリカ側に都合が良すぎるように感じた。実にいいタイミングで救援が現れるし、装甲車を何台も配備した部隊に戦闘ヘリでもない通常の武装ヘリ3機だけで攻撃して特に損害もない。でもこれくらいは映画の演出として大目にみなければ話が盛り上がらないかな。
だがジーン・ハックマンが命令を無視して部下の救援に向かい、結果的に艦隊司令官を解任されるというのはまだ映画の物語として救いがある。昔のアメリカ映画だったら、命令無視したけど結果が良かったからお咎めなしで済みました、とかになりそうだから。時にはそういう行動が必要なときもある。だがそれには責任が伴うのである。ちなみに実際にセルビアでF117が撃墜されたときには、映画とは反対に国家をあげて全力でアメリカ軍はパイロット救出に向かい成功しました。だからこのような救出劇もあり得ないことではなくむしろ当然かもしれません。
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