「感動ドキュメンタリー」皇帝ペンギン ロロノアゾロさんの映画レビュー(感想・評価)
感動ドキュメンタリー
「皇帝ペンギン」は2005年フランス製作のドキュメンタリー映画です。
日本では2005年7月16日に公開されました。アメリカ公開に際して、モーガン・フリーマンがナレーションをつけ、第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しました。
コウテイペンギンは南極大陸内陸部で子育てを行う唯一の動物でその生体から「世界で最も過酷な子育てをする鳥」と呼ばれます。
終始ドキュメンタリーで語られる本作は、われわれ人間とは比べられないほど過酷な環境で生きるコウテイペンギンの素晴らしさを伝えてくれるだけでなく、ナレーションをつけることでわかりやすく、その生態を把握することができます。
夫婦で力を合わせて子育てをする姿は感動を与え、力尽きてしまう雛や親の姿に残酷な現実を知り、他人の子供を奪っても育てようとする生命の神秘さに心奪われる作品です。
ドキュメンタリーだけに作品としての評価は難しく、厳しめの評価としますが、過酷な環境下で製作を行ったスタッフに敬意を表します。
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