「わりと楽しめました」ザ・ブルード 怒りのメタファー mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
わりと楽しめました
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1979年制作。クローネンバーグ初期の作品。
幼少期の親の虐待によって神経症となったノーラは隔離治療されている。ノーラの病状を気にしながら離れて暮らす夫と幼い娘。周辺では殺人事件が次々と起こっていくが原因がわからず。
全く予想のつかない展開でした。前半、サスペンスかと思いきや、ラストになって、「きゃ〜出ました!クローネンバーグ」という描写で納得。
'Blood’ 劇中では「同腹児」と訳されていましたが、「主に鳥や昆虫が子供育てる行為、もしくはその子どもたちの集団」という意味があるらしい。怒りのメタファーというよりも、怒りの産物。
あり得ない話だけれど、それほど難解でもありませんでした。とことん、暗いですが。
オープニング、本筋とは関係ないけど、公開精神療法を行う医者と患者。どんな展開になるのかとドキドキ。ラストは不気味な未来が示され、そこそこ、楽しめました(?)
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