ザ・ターゲット(1996)のレビュー・感想・評価
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狙撃者
FBIだとかCIAだとか、上層部が絡んで大統領暗殺を企てるストーリーなのだが、黒幕が早い段階からわかってしまうので面白くない。犯人は内部にいるだとか、「こんな国はもうだめだ」といった台詞で社会派映画ともなっているような気もするけど、基本的には普通のサスペンス・アクションの作りだ。エンディングにも電話盗聴があふれていることををほのめかすシーン。
96年当時のコンピュータ技術、盗聴や衛星のテクニックもいまいちパッとしなかった。狙撃者はちょっと怖い雰囲気を出していたけど、チャーリー・シーンのキャラがどうもダメ。大統領補佐官じゃなければよかったのに。
ラストのサザーランドが自分のこめかみに銃を当てる姿・・・迫力あるなぁ・・・
チャーリー・シーンのファン向けのアクション映画
ホワイト・ハウスの陰謀ものは多いのでどうしても似たような話になりがち、大体は配役で読めてしまうのが残念なところ。プロットはさておきコンセプトはチャーリー・シーンのファン向けの見どころ満載のアクション映画なのだろう。
殺し屋も一人なので逃げられそうな設定なのだが、MIのトム・クルーズを意識したのでしょうか、窓掃除用のゴンドラから投げ出されたり、下水に流されたり、地下鉄のトンネルまでオートバイに追われたりエレベーター・シャフトでの活劇と大サービス。
ただ、大事な録音テープをわざとらしく落とすのは意図不明、官僚なので隠密裏に解決すべきと魔が差したのでしょうかね。玩具の改造ラジコンヘリで暗殺とは凝ったようで安っぽい、第一出現が早すぎましたね。主役がシークレット・サービスならもう少し手加減のない攻防戦になっていたでしょう、どうしてもジェラルド・バトラーの硬派なアクションものと比べてしまいます。
映画会社は観客のチャーリーファンのおば様用にロマンスを入れたいのでしょう、ターミネーターのリンダ・ハミルトンなら頼りになるしチャーリーシーンより9歳も年上の熟女なのだから申し分ない。
随分昔なので観たのを忘れて午後ロードで鑑賞、スケールは小さいもののテンポはあるのでそれなりに楽しめました。
面白くなる要素だらけなのに…(´・ω・`)
チャーリー シーンのアクション映画の中でも、割りと地に足のついたアクション。
スティーブン ラングのターミネーターみたいな殺し屋も良いし、明らかに怪しいドナルド サザーランドも良いが、リンダ ハミルトンのヒロインはさすがにキツイ…(´・ω・`)ウーム
最後のラジコンの暗殺方法は、現在のドローン戦術にも繋がるが、映像的に結構地味…(´・ω・`)ウーム
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