「とてもつまらない」Dolls(ドールズ) 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
とてもつまらない
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まるで童貞の大学生が妄想する純愛を映画サークルで撮ったかのような薄っぺらい恋愛観だ。たけし映画はたけしが主人公だとナルシスズムがきつくて恥ずかしくなる。『キッズリターン』は出演していなくて最高なので、この映画にも期待したらひどく薄い。特に薄いのは深キョンとアイドルヲタのエピソードで、アイドルそのものにもヲタにも興味が薄く、熱が全くない。ホームレスの菅野美穂と西島秀俊がいかにもスタイリストが腕によりを掛けてチョイスしましたというようなスタイリッシュな衣装で興ざめする。
ダメなたけし映画の時に現れる変なセンスの合成場面がある。退屈で長い。今現在ワーストたけし映画第一位だ。
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