「アメリカ、鬱」ドッグヴィル rockoさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ、鬱
随分前に観ましたが。表面上綺麗事ばかりで、偽善的、実は己の保身ばかり考え、スケープゴートを探す。一見善良な市民を装いながら狡猾で残酷な人間像を描き出した傑作です。アメリカ文化の影響を受けた日本にも当てはまることも多く、観たあと三日くらい鬱状態でした。ニコール・キッドマンをイジメる、なんて嫌な奴らだと思うかも知れませんが、間違いなく現実世界では僕たちはその嫌な奴の立場にいます。
とっつきにくい手法で描かれていますが、その観察力は鋭く、観る価値はあります。
コメントする